トッテナムは「リストに載せた」 EL優勝のフランクフルト鎌田が補強候補入りと独誌報道
フランクフルトはEL優勝を達成し、悲願のCL出場権を手に入れた
ドイツ1部フランクフルトは現地時間5月18日、レンジャーズ(スコットランド)とのUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝戦に臨み、PK戦の末に勝利した。日本代表MF鎌田大地は延長戦を含めた120分フル出場を果たしPKも成功して、1980年に前身のUEFAカップを制覇して以来、42年ぶり2度目の優勝に貢献。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権も手にした。そんななか、ドイツ誌「シュポルト・ビルト」は鎌田について、イングランド1部トッテナムが補強リストに入れていると伝えた。
EL決勝、先発メンバーに名を連ねた鎌田は左シャドーで躍動。試合は一進一退の白熱する展開で、両者譲らぬままPK戦へ。3人目のキッカーとなった鎌田は右ポストを叩きながらもネットを揺らして、スコアは3-3となった。すると、相手の4本目となったMFアーロン・ラムジーのキックをGKケビン・トラップがセーブ。最終的に5-4でフランクフルトが勝利した。
鎌田は今季のELで5得点1アシストと大活躍し、チームの躍進を支えた主力。去就が注目されるなかで、プレミアリーグの強豪トッテナムが鎌田を補強リストに入れたという。「シュポルト・ビルト」誌の記事を引用して、英メディア「Sport Witness」が「トッテナムはELのファイナリストを『リストに載せている』」と題して報道した。
「トッテナムはフランクフルトのスター鎌田大地を『リスト入りさせている』が、この男を獲得することはおそらくできないだろう。『シュポルト・ビルト』によると、今夏に退団するよりもブンデスリーガ側(フランクフルト)と契約延長する可能性が高いとのこと。もちろん状況は常に変化する可能性がある」
フランクフルトはELで優勝したため、CL出場権も獲得。これにより、残留の可能性が高まったと伝えている。最後には「いずれにしても、トッテナムは鎌田を今夏のターゲートリストに入れた」と、事実を綴って締めた。