鎌田大地、EL優勝後に「初めて嬉しくて号泣」 120分フル出場&PK成功で歴史的快挙に貢献「やっと報われた」
鎌田と長谷部が決勝の舞台で躍動
ドイツ1部フランクフルトが現地時間5月18日、レンジャーズ(スコットランド)とのUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝戦に臨み、PK戦の末に勝利した。1980年に前身のUEFAカップを制覇して以来、42年ぶり2度目の優勝。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。日本代表MF鎌田大地は延長戦を含めた120分フル出場を果たしPKも成功。元日本代表MF長谷部誠は後半13分から出場した。
先発メンバーに名を連ねた鎌田は左シャドーで躍動。試合が動いたのは後半12分で、先手を取ったのはレンジャーズだった。だが、同24分にすぐさま反撃。FWラファエル・サントス・ボレがゴールを決めて追いついた。
試合は一進一退の白熱する展開。延長戦に突入し、両者譲らぬままPK戦へ。3人目のキッカーとなった鎌田は右ポストを叩きながらもネットを揺らして、スコアは3-3となった。すると、相手の4本目となったMFアーロン・ラムジーのキックをGKケビン・トラップがセーブ。最終的に5-4でフランクフルトが勝利した。
日本人の欧州カップ戦制覇は2001-02年にフェイエノールトの元日本代表MF小野伸二がUEFA杯優勝して以来、2人目、3人目の快挙となった。
試合後、鎌田は公式ツイッターを更新。優勝した瞬間に泣きじゃくったことを明かした。
「試合後初めて嬉しくて号泣しました。振り返ると自分のサッカー人生いつも上手くいかず難しかったけど自分を信じてやり続けてやっと報われた気がします」
鎌田の古巣サガン鳥栖も祝福のコメントを寄せ、「大地 長谷部選手 アイントラハト・フランクフルトに関わる全ての皆さん優勝おめでとうございます 朝から幸せな気分になれました」と、喜んでいた。