「コース、スピードとも狙い通り」 宮市亮、J初得点の“美ゴール”を元日本代表DF称賛「技あり」
横浜FMのOBである元日本代表DF栗原勇蔵氏が初ゴールを高評価
横浜F・マリノスの元日本代表FW宮市亮は、5月18日に行われたJ1リーグ第11節浦和レッズ戦(3-3)でJリーグ初ゴールを決めた。チームは終盤に追いつかれて悔しいドローとなったが、クラブOBである元日本代表DF栗原勇蔵氏は「このシュートは技あり」と称えている。
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前半12分にMF水沼宏太のゴールで先制した横浜FMは同19分、宮市が左サイドからドリブルを仕掛け、ゴール中央へクロス。ドンピシャのボールをFWアンデルソン・ロペスがヘディングで押し込み、追加点を奪った。
さらに、横浜FMは前半30分、ボールを奪うとすかさずカウンターを発動。A・ロペスが左の宮市へ展開すると、宮市はペナルティーエリア内左で相手DFアレクサンダー・ショルツと対峙するなかで、寄せてこないと見るやカーブのかかった右足シュートを選択。これがゴール右隅に決まり、リードを3点に広げた。
高校卒業後、Jリーグを経由せずにオランダ、イングランド、ドイツを渡り歩いてきた宮市は、2021年夏に横浜FMへ加入。昨季はリーグ戦2試合の出場にとどまり、今季も浦和戦がリーグ戦7試合目と出場となったが、これが嬉しいJリーグ初ゴールとなった。
試合は後半、浦和FWキャスパー・ユンカーにハットトリックを許して3-3の引き分けに終わったが、宮市の1得点1アシストの活躍は横浜FMにとって好材料だろう。
横浜FMのクラブシップ・キャプテンを務める元日本代表DF栗原氏は、得点シーンについて「このシュートは技あり」と称えている。
「2点リードの場面で、(対峙した)ショルツも少し集中力を欠いていた気はしますが、亮の狙い通りの場所に、コース、スピード、蹴りたい形で蹴れたと思います。(足の)振りも大きくなく、コンパクトだったので、GKも反応しづらかったはずです」
栗原氏は、今季チーム3位タイの3ゴールを記録している日本代表FW仲川輝人を引き合いに出し、29歳の宮市に期待を寄せている。
「アシストも得点も、左サイドからカットインしてのプレー。スピードがあるから中に行く動きも生きるし、クロスもドンピシャ。見てるほうはようやく得点を取ってくれたかという感じです(笑)。クラブも仲川輝人が(2019年に)MVPを獲った時のような活躍をすると思って獲得しているはずだし、亮はあのポジション(ウイング)が適していると思います」
Jリーグ2年目のシーズンに臨んでいる宮市の今後から目が離せない。