絶体絶命の状況から手倉森Jが2ゴール! コロンビアと2-2ドローで決勝T進出へ望みつなぐ

0-2の状況から浅野、中島が連続ゴールで息を吹き返す

 手倉森ジャパンは、決勝トーナメント進出への命運を最終戦に託すことになった。7日(日本時間8日)のリオデジャネイロ五輪第2戦コロンビア戦は、後半20分までに0-2とリードを許す苦しい展開となったが、FW浅野拓磨の2試合連続ゴールとMF中島翔哉のミドルシュートで同点に追いつき、2-2で引き分けた。

 日本は初戦のナイジェリア戦で守備が崩壊して4-5という打ち合いの末に敗れた。手倉森誠監督はスタメンの大幅入れ替えを決断。まずは、GKに中村航輔を配し、中盤には井手口陽介、矢島慎也の2人を起用。スピードが武器のFW浅野拓磨もスタメン起用し、4-4-2システムで臨んだ。

 その効果は、試合序盤から現れた。前半11分には、矢島が起用された右サイドからの攻撃で大きなチャンスを作った。右サイドバックの室屋成がクロスを上げると、FW興梠慎三が胸で落とし、矢島が左足ダイレクトで強烈なシュートを放つ。しかし、これは相手GKのファインセーブによりゴールとはならなかった。

 一方で、初戦で完全に崩壊した守備陣は、持ち前のハードワークを取り戻した。ボール際で激しく戦うプレーでコロンビアを自由にさせず、簡単にシュートまでは持ち込ませなかった。同18分にFWミゲル・ボルハに反転から強烈な右足シュートを放たれたが、GK中村が起用の期待に応えるファインセーブでゴールを救った。

 前半最大のチャンスは同34分だった。CKのセカンドボールをつなぐと、左サイドに開いた興梠が右足でクロスを中央へ送った。ゴール前に入り込んでいたDF藤春廣輝は完全にフリーだったが、ヘディングシュートは枠外に飛ばしてしまった。結局、このまま両チームともにスコアレスで前半を終えた。

 

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