4月のJ1ベストゴール受賞 G大阪MFダワンのスーパーダイレクトボレー弾を生んだセカンドボールへの意識
【インタビュー】ダワンが京都戦で決めた一撃は「トレーニングの成果」
Jリーグでは各月のリーグ戦において最も優れたゴールを選定するなか、4月のJ1月間ベストゴールはガンバ大阪MFダワンが受賞した。4月6日の第7節・京都サンガF.C.戦(1-1)の後半13分に決めたJリーグ初ゴールは、DFがクリアした浮き球を右足で完璧に捉え、長い距離からゴールを射抜いたものだった。母国ブラジルでも喜ばれたというスーパーゴールが、なぜ生まれたか。早くもJリーグで存在感を放っている新助っ人に、ピッチ内外での日本への適応についても聞いた。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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――ダワン選手が第7節の京都戦で挙げたJリーグ初ゴールが、4月のJ1月間ベストゴールに選出されました。おめでとうございます。
「月間ベストゴールに選出していただき、ありがとうございます。選ばれたことに、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。選ばれたのは、日々のトレーニングの成果、トレーニングで努力をしていたことが、試合で実になったのだと思います。また選ばれるように、今後も継続して努力をしていきたいと思っています」
――素晴らしいダイレクトボレーシュートでしたが、ゴールが決まった直後の感覚、感情を聞かせてください。
「決まった瞬間は、最高に気持ちが良かったです。ただ、ゴールをした時の感情というのは、言葉にするのがすごく難しいんです。『最高にハッピーだった』という言葉以上に表すことができない。感情が言い表せないくらい嬉しかったです。ペナルティーエリア外からのシュートは、日々トレーニングをしているのですが、なかなか狙っても練習でも決まりません。それが公式戦で、しかもダイレクトボレーできっちり決め切れたのは、トレーニングの成果が出たのだと思うので、これからも継続したいと思います」
――このゴールの直前にも惜しいミドルシュートがありましたが、ブラジルでプレーしていた時からミドルシュートは得意だったのですか?
「練習の時から常にゲームをイメージしていますが、僕がプレーしているボランチのポジションでは、セカンドボールに対する反応を早くすることでチームを助けることができます。そして、セカンドボールを拾った際に、選択肢を自分の中で何個か持てれば、プレーの幅が広がります。セカンドボールを拾う場合は、どうしてもゴールから距離のある位置になるので、ミドルレンジからのシュートやパスというのを常に頭に入れてプレーしていますし、練習が終わってからも個人的に、中距離から打つことを考えてシュート練習はしていたので、それがゲームで出せたのだと思います」