「驚きの後継者?」 フランクフルト幹部、鎌田大地の“去就”について言及「契約延長に応じなければ売却へ動き」

フランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:ロイター】
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:ロイター】

鎌田大地の後継者としてヘンクのノルウェー代表MFをリストアップか

 ドイツ1部フランクフルトは、UEFAヨーロッパリーグ(EL)では決勝進出を果たした一方、国内では低迷し、ブンデスリーガでは11位となっている。すでに来季に向けた補強に動いているなかで、日本代表MF鎌田大地らには移籍の噂もあるが、クラブの幹部が去就について発言した。ドイツ紙「Frankfurter Neue Presse」が報じている。

 ELでスペイン1部バルセロナやイングランド1部ウェストハムなどを破り、レンジャーズとの決勝に進出したフランクフルト。鎌田もELでは12試合に出場して5得点1アシストとチームをけん引する活躍を見せたが、ブンデスリーガでは32試合で4得点3アシストと、期待に応えられたとは言い難い結果になっている。

 今シーズン開幕前にもイングランドのクラブへの移籍が噂されていた鎌田だが、今シーズン限りでドイツを離れる可能性は、十分にあるようだ。国内での復権を目指すクラブは、オーストリア1部ザルツブルクに所属するカメルーン代表DFジェローム・オングエネをはじめ、4選手をフリー移籍で獲得することを発表しているが、「Frankfurter Neue Presse」は、「次の新加入選手は、鎌田大地の驚きの後継者?」と見出しを打ち、鎌田の移籍に備えていることを報じている。

 記事によれば、フランクフルトのスポーツ・ディレクターを務めるマルクス・クレシェ氏は、「どれだけ激動の市場になるか見なければいけない」とコメントしたという。鎌田、セルビア代表MFフィリップ・コスティッチ、フランス人DFエバン・エンディカの3選手は、2023年6月でクラブとの契約が満了を迎え、この先の移籍市場で手放すことになれば、移籍金は低くなっていく。

 クレシェ氏は「私たちは、どの選手に対しても契約の最終年を迎えたくない。彼らが契約延長に応じなければ、自動的に売却への動きを進めることになるだろう。誰かが移籍することになる」と、コメントしたという。そして記事では、フランクフルトは鎌田の“後継者”として、4月にベルギー1部ヘンクとの契約を2025年まで更新したばかりのノルウェー代表MFクリスティアン・トルストベットをリストアップしていると報じ、「鎌田が売却できれば、移籍金も問題ない」と見解を伝えている。

 イングランド1部のリーズ・ユナイテッドなどが関心を示しているとされる鎌田だが、まずはEL決勝での大暴れに期待をしたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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