韓国代表FWソン・フンミン、アジア人初“快挙”は「重要ではない」 プレミア得点王まであと「1」点
トッテナムは4位アーセナルと勝ち点1差につける
イングランド1部トッテナムは、5月13日に行われたプレミアリーグ第22節延期分でアーセナルに3-0と快勝した。この試合で3点目を決めた韓国代表FWソン・フンミンは、現在プレミアリーグの得点ランクでリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー(22点)と1点差の2位となっている。リーグ得点王の可能性を残すソン・フンミンだが、個人賞よりも、チームの成功を意識していることを強調した。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
北ロンドンのライバルであるアーセナルとの一戦で、ソン・フンミンはイングランド代表FWハリー・ケインの先制点につながるPKを獲得。その後も3点目のゴールを挙げるなど、活躍を見せたが、後半27分には交代を命じられてベンチに退いた。
サラーとの得点王争いで1点差に詰め寄っていたソン・フンミンは、交代を命じられると不満げな表情を見せた。その理由について、「僕は常にピッチにいたいから、交代を命じられた時はどんな状況でも、嬉しくない。サッカーをしたいし、チームを助けたいから」と、フル出場できなかったことに不満を示したが、得点王争いへのこだわりによるものではないようだ。
チームが来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得することと比較すると、自身が得点王になることは「それほど重要ではない」と語った。
「(得点王に)なれたらいいね。でも、4位以内で終えることが、僕たちにとっては重要だ。アーセナル戦は素晴らしい出来だったし、勝利にふさわしかった。チームを誇りに思う。この後、(サラーと並ぶ)1点を取れなかったとしても、スパーズが4位以内に入れば、僕は嬉しいよ。個人賞を競える位置にいることは、とても良いことだ。でも、これまで何度か言ったように、4位以内で入ることが何よりも重要なんだ」
リーグ戦、2試合を残して3位のチェルシーとは勝ち点差「5」、4位のアーセナルとは勝ち点差「1」のトッテナム。来季のCL出場権獲得は、他クラブの結果次第という側面もあるが、ソン・フンミンの悲願は叶うだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)