チェルシーFWルカク、代理人のイタリア復帰示唆を完全否定 「僕の考えではない」

チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカク【写真:ロイター】
チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカク【写真:ロイター】

イタリア復帰を示唆したフェデリコ・パストレーロ氏のコメントを誕生日に真っ向否定

 ベルギー代表FWロメル・ルカクは、今シーズンの開幕前にイタリア1部インテルからクラブ史上最高額の移籍金でイングランド1部チェルシーに加入した。シーズン終了が近づくなか、代理人がイタリア復帰を示唆。しかし、ルカクは代理人の発言を否定している。英紙「デイリー・スター」が報じた。

 2021-22シーズンの開幕前、9750万ポンド(約155億円)のクラブ最高額の移籍金でインテルからチェルシーに加入したルカク。加入直後は活躍を見せ、ここまで公式戦42試合で15得点2アシストを記録しているが、負傷やトーマス・トゥヘル監督に対する不満やインテルへの復帰願望を漏らしたこともあり、夏には再び移籍するのではないかと報じられている。

 ルカクの代理人であるフェデリコ・パストレーロ氏は、「彼の心の中には、クラブ(インテル)とファンへの思いがあり、それを隠したこともない。キャリアを終えることを希望している(ベルギーの)アンデルレヒトと同じようにね。でも、交渉のことを考えることはできない。チェルシーは体制が変わっているところで、新しいオーナーのことを知らない。それが終わってから、インテルやミランと交渉ができる。待たなければいけない」とコメント。「ルカクは問題を抱えている。だが、それを解決する」と、注目の発言をした。

 しかし、5月13日に29歳となったルカクはこの発言を否定。自身のインスタグラムに「僕が自分のことを代理で話してもらうことは決してない。僕は自分の口を閉ざし、チームを助け、シーズンを可能な限り最善の形で終えることに集中している。だから、ほかに僕のことやクラブのことで何かを話している人がいても、僕の考えではないよ」と、強い言葉で代理人の発言を否定した。

 シーズン終盤の失速で、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を決められていないチェルシーだが、ルカクをめぐる騒動は、チーム内に影響を及ぼすことになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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