「守備の危機に直面」 アーセナル、CB陣緊急事態で冨安健洋の“本職起用”に英注目

トッテナム戦に出場したDF冨安健洋【写真:Getty Images】
トッテナム戦に出場したDF冨安健洋【写真:Getty Images】

ホールディングが退場で出場停止、ガブリエウが負傷、ホワイトもスタミナに不安と懸念材料満載

 イングランド1部アーセナルは、現地時間5月12日に行われたプレミアリーグ第22節延期分のトッテナム戦で0-3と完敗を喫した。スタメンのセンターバック(CB)2人が退場と負傷で試合途中にピッチをあとにするなかで、日本代表DF冨安健洋のCB起用の可能性に英メディアが注目している。

 トップ4争いの“ノースロンドン・ダービー”で先手を取ったのはトッテナム。イングランド代表FWハリー・ケインが前半22分にPKを決めて先制した。さらにアーセナルにピンチが襲う。前半33分にイングランド人DFロブ・ホールディングが2枚目のイエローカードを受け、退場となった。10人となり、左サイドバック(SB)としてスタートした冨安もCBで奮闘したが、トッテナムに追加点を許し、最終的には0-3で完敗した。

 アーセナルはホールディングが退場処分となったほか、同じくCBのブラジル人DFガブリエウ・マガリャンイスも後半31分に負傷交代。ミケル・アルテタ監督は試合後、「彼は通常、自分から交代を申し出る選手ではない」と語り、筋肉系の怪我であることを明かしている。

 アーセナルのCBではイングランド代表DFベン・ホワイトもいるが、病気や負傷で直近は欠場がちでトッテナム戦は出番なし。90分フル出場するスタミナが懸念されるなかで、英メディア「フットボール・ロンドン」は「アーセナルはガブリエウの状況で守備の危機に直面し、トミヤスが浮上」と見出しを打ち、「CBはトミヤスだけ」とアーセナル加入後はサイドバックを主戦場としてきた冨安のCB起用の可能性について触れている。

 アルテタ監督は「我々がどんな選択肢を持っているか見てみよう。最善の選択肢を探す」と語ったが、5月16日のプレミアリーグ第37節ニューカッスル戦で冨安はどのポジションに入ることになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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