プレミア“得点王”まであと「1」点 韓国代表FWソン・フンミンがアジア人初快挙へ…「レジェンド」と英称賛
トッテナムはアーセナルに3-0で完勝
トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは現地時間5月12日のプレミアリーグ第22節延期分のアーセナル戦で今季21得点目となるゴールを決め、3-0での大勝に貢献した。アジア人初のプレミアリーグ得点王獲得も視野に入れるストライカーのパフォーマンスに賛辞が送られている。
同じ北ロンドンを本拠地とする5位トッテナムと4位アーセナルによる「ノースロンドン・ダービー」。上位4チームに与えられる来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を懸けた直接対決は意外にも一方的な展開となり、その立役者の1人となったのがソン・フンミンだ。
前半20分、ペナルティーエリア内でソン・フンミンがDFセドリック・ソアレスに倒されてPKを獲得。これをFWハリー・ケインが決めてトッテナムが先制に成功。同32分にはソン・フンミンの対応に苦しんでいたDFロブ・ホールディングが2度目の警告を受けて退場処分となった。その5分後にセットプレーからケインが再びゴールネットを揺らし、ハーフタイムを前に試合の大勢が決する展開となった。
後半開始早々の1分にはソン・フンミンが右足のシュートでダメ押しの追加点をゲット。プレミアリーグで今季21得点目となり、得点ランクトップのリバプールFWモハメド・サラー(22得点)と1点差に迫った。
英ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」のツイッターによれば、ソン・フンミンはノースロンドン・ダービーでの通算得点を「5」とした。ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏、元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏といった歴代のスター選手と肩を並べることになり、「ソニー(ソン・フンミンの愛称)はレジェンド」と最大級の賛辞が送られている。
ここまでPKなしでの21得点も圧巻というほかなく、アジア人初のプレミアリーグ得点王獲得も現実味を帯びているソン・フンミン。残り2試合でゴール数をどこまで伸ばすことができるのか。トッテナムの”レジェンド”となりつつある男の活躍に注目だ。