「スローなコミカルプレー」 ゴールまで5.5m…Jリーグの4人フェイント珍FKに海外驚き「異様な光景」
FC東京対鳥栖の一幕にポーランドメディアが注目「異常事態が発生した」
J1リーグ第12節・FC東京対サガン鳥栖の一戦(0-1)が5月8日に行われ、FC東京のゴール前で繰り広げられた5.5メートルの珍フリーキック(FK)に海外メディアが注目し、「スローなコミカルプレー」「異様な光景」と伝えている。
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きっかけは後半3分のプレーだった。FC東京の元ポーランド代表GKヤクブ・スウォビィクが味方からのバックパスをゴール前で受けた際、足で処理し切れずにボールが自軍ゴール方向へ流れ、あわやオウンゴールという場面で慌てて手でボールをかき出した。これがバックパスの反則となり、ゴールまで6ヤード(5.5メートル)離れたゴールエリアのライン上から鳥栖側に間接FKが与えられた。
鳥栖にとっては格好のゴールチャンス。FC東京側は選手たちがゴールライン上に並んだ一方、ボールの前には鳥栖のキッカー5人が待ち構え、1人目がフェイントを繰り出して通過。その後も4人目までキックフェイントを続け、5人目のFW小野裕二が右足で狙ったが、シュートはFC東京の壁に阻まれた。
ポーランドメディア「LACZY NAS PASJA」は「スローなコミカルプレー。すべてはポーランド選手がきっかけ」と報道。「日本のJリーグ、FC東京対鳥栖の試合で異様な光景が広がった」と間接FKを取り上げている。
「異常事態が発生した。スウォビィクが味方からのボールを手でかきだして、鳥栖はゴールまで約5メートルの位置でFKを得た。エリア内では数分間、熱狂が続いた。審判は選手たちを諭し、安心させる必要があった。結局、ゴールは決まらなかった」
スウォビィクの母国メディアもJリーグで生まれたプレーに注目していた。