“26億円”のアーセナル冨安は「完璧」 左SBで好プレー「印象的な能力」と英絶賛
リーズ戦で移籍後初となる左サイドバックでピッチに、攻守に盤石パフォーマンス
イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋は、5月8日に行われたプレミアリーグ第36節のリーズ・ユナイテッド戦(2-1)に左サイドバックで出場して、チームの勝利に貢献。英メディア「フットボール・ロンドン」は「完璧なプレーぶりを見せた」と賛辞を送っている。
来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争っているアーセナルのミケル・アルテタ監督は、リーズとの一戦で、これまで右サイドバックで起用してきた冨安を初めて左サイドバックでピッチに送り出した。
リーズのFWハフィーニャ対策と見られる采配に、冨安はプレーで応え、持ち前の守備だけでなく、アタッキングサードでのパス成功率100%(40本中40本成功)という数字を残し、攻守に活躍を見せた。
「フットボール・ロンドン」は、マンチェスター・シティで複数のポジションをこなしているポルトガル代表DFジョアン・カンセロに例え、「アーセナルは自分たちのジョアン・カンセロを保有している。リーズ戦で、アルテタの1600万ポンド(約26億円)の男は完璧なプレーぶりを見せた」と絶賛している。
冨安を獲得した際にも、その万能性を評価していたミケル・アルテタ監督だが、初めて左サイドで起用した理由については、「今日のためのもの。私たちは次の試合のことを考えてはいられない」と、リーズ戦での特別な対策だったことを示唆した。
記事では、冨安が相手のゴールに最も近いアタッキングサードで40本のパスを成功させたことを称賛するとともに、「23歳の役割は、マンチェスター・シティのDFジョアン・カンセロがペップ・グアルディオラに最近、与えられている役割に似ていた。左右の両足を等しく使える印象的な能力によって、とても快適にプレーしていた」と高く評価されている。
シーズンも終盤に入り、トップ4入りへ重要な戦いが続くアーセナル。冨安がリーズとの試合で左でもプレーできることを示したことで、アルテタ監督の選択肢も広がったと言えそうだ。