「一皮むけないといけない」 森保監督、“苦境”マジョルカ久保建英の現状を分析「アギーレさんが良い要求を」
森保監督がオンラインで取材に対応し、久保について言及
日本代表の森保一監督が5月9日にオンラインで取材に対応。スペイン1部マジョルカに所属する日本代表MF久保建英について「アギーレさんが良い要求をしてくれているのではないか」と、元日本代表監督で、マジョルカの指揮を執るハビエル・アギーレ監督の指導が成長につながると期待を込めた。
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久保は5月7日のリーグ第35節グラナダ戦で後半40分までプレーしたが、チームは2-6の敗戦。現地メディアからの評価も厳しく、アギーレ監督の就任後もプレーに波があることを指摘されたこともあった。森保監督はそうした状況を、久保にとって必要なものだと捉えているようだ。
「前回の試合、前半3分くらいに決定的なシーンがあって、そこで決めていたら色々と流れが変わったかもしれない。あのような局面を決めることも含めて、まだまだ彼の成長しなければいけないところがあると思う。タケ(久保)は本当に素晴らしい、彼にしかない能力がある選手だと思うけれども、(アギーレ)監督から要求されるのは攻守にわたるもので、彼が成長するにあたって一皮むけないといけない時かなと思っている」
チームが残留争いに巻き込まれ、シーズン終盤戦にプレッシャーも掛かるなかで、アギーレ監督は残留のために呼ばれたという側面もある。久保自身にも、より結果に対して厳しくアプローチされる。森保監督はそれを糧にすることを望んでいると話している。
「恐らく厳しい要求をされていると思うが、彼が今後キャリアをより輝かせるために、アギーレさんが良い要求をしてくれているのではないか。タケ自身は大変だと思うが、チームとしても難しい状況の中、監督が代わってまだ数試合の中で自分が監督に認めてもらうという難しい状況を乗り越えていける選手だと思うし、乗り越えていってくれればパワーアップした選手になれるのではないかと思う」
日本代表にとって現時点、11月のカタール・ワールドカップ(W杯)に向けての貴重な戦力であると同時に、次世代の中心としての期待も大きい。日本に縁のあるアギーレ監督の指導で久保が成長することは、そのまま日本代表にとって大きな強化のステップになると言えるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)