アーセナル冨安、左SBで驚異的スタッツを記録 ATパス成功率“100%”、海外絶賛「非常に印象的」「エリート」
リーズ戦でフル出場、昨夏の加入後初となる左サイドバックを務める
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、プレミアリーグ第36節リーズ・ユナイテッド戦(2-1)で怪我から復帰後初となるフル出場を果たした。昨夏の加入後初となる左サイドバック(SB)を務めたなか、アタッキングサード(AT)でのパス成功率が100パーセント(%)をマークするなど攻守に安定感が光るパフォーマンスを披露。盤石なプレーぶりに賛辞が寄せられている。
ふくらはぎの負傷で戦列を離れていた冨安は、4月23日のプレミアリーグ第34節マンチェスター・ユナイテッド戦(3-1)で終了間際に途中出場し、およそ3か月ぶりに実戦復帰。翌節のウェストハム戦でスタメン出場すると、今節でも先発メンバー入り。昨夏の加入後、一貫して右SBでの起用が続いていたなか、リーズ戦では左SBとして先発のピッチに立った。
試合は序盤からアーセナルペースとなり、前半5分、10分とFWエディ・エンケティアが立て続けにゴール。そんななか、冨安は相手の10番MFハフィーニャとのマッチアップで後手を踏まず、タイミングを図りながら積極的な攻め上がりも見せ、攻守に存在感を発揮した。
チームが2-1と勝利したなかで、左SBとして危なげないパフォーマンスを見せた冨安は、アタッキングサードでのパス成功率で驚異の数値をマーク。サッカー統計アプリ「Stats Zone」によると40本すべてを成功させており、チームでただ一人、100%となっている。
左サイドでも盤石なパフォーマンスを見せたそのプレーぶりには、英紙「デイリー・テレグラフ」でフットボールレポーターを務めるサム・ディーン氏も感嘆の声を上げた。自身のツイッター上で「冨安はこの試合での左サイドバックで非常に印象的だった」と綴れば、SNS上には海外ファンより「彼のポジショニングはエリート」「素晴らしいプレーヤーだ」「絶大な存在」などといった賛辞の声が並んでいた。