ハーツに4-1勝利でセルティックが優勝に王手、8日の2位レンジャーズが引き分け以下で決定

　スコットランド1部セルティックは現地時間5月7日、スコティッシュ・プレミアシップセカンドステージ第3節でハーツと対戦し、4-1で快勝。日本代表FW前田大然が同点ゴール、日本代表FW古橋亨梧が逆転ゴールを決めたなか、英紙「デイリー・メール」は「前田大然と古橋亨梧が物議を醸すような形で試合を逆転させた」と伝えている。

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　ホームに3位ハーツを迎えた首位のセルティックは前半3分、ハーツFWエリス・シムズのゴールで先制点を献上。しかし前半30分、右サイドを突破したFWジョタのクロスを前田が押し込み同点にすると、その7分後にはMFマット・オリリーの左クロスをジョタが頭で折り返し、そのボールに反応した日本代表FW古橋亨梧が頭で押し込んで逆転に成功した。

　後半に2ゴールを追加したセルティックが4-1と勝利し、英紙「デイリー・メール」「セルティックがハーツに4-1と見事な逆転勝利を収め、スコティッシュ・プレミアシップのタイトルに肉薄した」と報道。2位レンジャーズが8日のダンディー・ユナイテッド戦で引き分け以下の場合、セルティックの2シーズンぶり52回目の優勝が決まる。

　その一方、この試合では前田と古橋のゴールがそれぞれ間接的・直接的に物議を醸している。記事では「ジョタがカウンター攻撃からハーツの最終ラインを突破し、前田がシュートを流し込むと、ホームの緊張が和らいだ。この時、セルティックのカラム・マグレガーがトビー・シビックにファウルしたとハーツ側はドン・ロバートソン主審に猛抗議した」と触れた。

　ドリブル突破したハーツMFトビー・シビックに対して、セルティックMFカラム・マグレガーがチャージ。シビックが転倒するもファウルは取られず、逆にセルティック側がカウンターに移って前田の同点ゴールが生まれている。

　また古橋のヘディングシュートがラインを割っていないと、ハーツ側は再び抗議していた。「その7分後、さらに議論が起こった。ゴードンが古橋のヘディングシュートをはじき出したが、ドギー・ポッター副審がゴールを宣告した。テレビ中継を見ると、その判断は正しかった」と言及。映像では古橋のシュートが明らかにゴールラインを超えており、英紙も“正しいジャッジ”と認定していた。