「GKは別枠の交代枠を」 C大阪キム・ジンヒョンの“脳震とう”適用交代に元日本代表DFが持論

C大阪GKキム・ジンヒョンが脳震とうで交代【写真:Getty Images】
C大阪GKキム・ジンヒョンが脳震とうで交代【写真:Getty Images】

磐田FW大津と交錯したキム・ジンヒョンは「脳震とうによる交代」でフル出場がストップ

 セレッソ大阪の元韓国代表GKキム・ジンヒョンは、5月6日に行われたJ1リーグ第12節ジュビロ磐田戦(2-1)で試合終盤に相手選手との接触でピッチへ落下。負傷交代で連続フルタイム出場が途絶える結果となった。すでに交代枠を使い切っているなかで、「脳震とうによる交代」が適用されたが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「GKは別枠の交代枠を作ってほしい」と自身の見解を述べた。

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 C大阪が2-1で磐田を下し、リーグ戦4試合ぶりの白星を飾ったなか、試合終盤にアクシデントが発生した。後半43分、磐田DF山本義道が前線へ供給したロングフィードにC大阪GKキム・ジンヒョンが鋭く反応し、ジャンプして胸元でしっかりボールをキャッチ。しかし、駆け込んだ元日本代表FW大津祐樹が足元に入る形になってしまい、バランスを崩したキム・ジンヒョンは左の肩口からピッチへ激しく打ち付けられた。

 その後もプレーを続行したキム・ジンヒョンだったが、ゴールキックを蹴った直後にピッチに倒れ込んでしまう。C大阪はすでに5人の交代枠を使い切っていたが、チームドクターの治療も経て、脳震とうの疑いがあることから、昨季導入された「脳震とうによる交代」が認められ、キム・ジンヒョンは後半アディショナルタイムにピッチをあとにしていた。

 C大阪のキャプテン清武は試合後、自身の公式インスタグラムに「まずはリーグ戦ホーム初勝利! ホッとしてると同時に少し後味が悪い試合になったのかなと」と綴り、試合における2つのシーンについて説明している。

「まずセレッソの退場のシーンでは、VARを僕自身見てなかったので、相手のベンチの方と言い合いになったのは申し訳なくおもいますし、小川選手の怪我が心配です。あとはジンヒョンの事で、いろいろと憶測が飛んでいますが、肩も負傷しましたし、ロッカーではずっと頭が痛いと言ってました。確実に脳震盪です。ちなみにジンヒョンは試合後すぐに病院に行きました。両チーム勝ちがほしい試合で、熱くなる試合だとは思いますが、審判の判断は正しかったと思います」

 清武は投稿で、「セレッソサポーターもジュビロサポーターもいろいろな憶測だけで、言い合うのはやめてください。ジンヒョンも小川選手も負傷しています。2人の選手が早期回復できるように、支え応援しましょう」と続けた。

 元日本代表DF栗原氏はまず、キム・ジンヒョンの足元に入ってしまった大津のプレーに関して「危ないですけど、不可抗力ですよね」と説明。そのうえで、「キム・ジンヒョンは完全に肩を押えていましたが、頭も打っていたのかもしれないです。数試合出られなくなる可能性もありますし、交代枠もやはりGKは別枠を作って欲しいと思います」と自身の見解を述べていた。

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