「2~3kg体重オーバーだった」 レアル34歳ベンゼマ、“覚醒の理由”を名将ベンゲルが分析

レアル・マドリードで活躍するFWカリム・ベンゼマ【写真:ロイター】
レアル・マドリードで活躍するFWカリム・ベンゼマ【写真:ロイター】

レバンドフスキ、ベンゼマ、イブラヒモビッチらベテランFWが今なお活躍

 スペイン1部レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマは今季、リーガ・エスパニョーラで得点ランキング首位(26ゴール)を快走している。34歳にして、バロンドールの有力候補とも言われるストライカーに関して、名将アーセン・ベンゲル氏は減量が30歳以降のパフォーマンス向上に役立ったと見解を述べた。スペイン紙「マルカ」が伝えている。

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 ベンゼマはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)が在籍していた時代はサポート役に回り、2016-17シーズンはリーグ戦11ゴール、17-18シーズンはわずか5ゴールにとどまり、矢面に立つことも少なくなかった。

 しかし、ロナウドがイタリア1部ユベントスに移籍した2018-19シーズン以降、4年連続でリーグ戦20得点以上をクリア。今季はUEFAチャンピオンズリーグを含めると計41ゴールを挙げており、大黒柱として君臨している。

 イングランド1部アーセナルを22年間率いるなど、名将として知られるベンゲル氏は、衛星放送「ビーイン・スポーツ」で欧州リーグの“ストライカー事情”について語っている。

「今、我々がヨーロッパ中で目にしているのは実に興味深い。ベテランストライカーが最も効率がいいんだ。ロベルト・レバンドフスキ(33歳)、ベンゼマ(34歳)、ズラタン・イブラヒモビッチ(40歳)は35歳や40歳でゴールを決めている。ヨーロッパのベストストライカーたちは、みんな30歳以上だ。みんな対戦相手のミスをうまく利用している」

 ベンゲル氏は、特に減量が功を奏したと自らの見解を続けた。

「ベンゼマは30歳まで、2~3kgほどウェイトオーバーだったと思う。今では本物のアスリートで、間違いなく世界で3本の指に入るストライカーの1人だ。彼のプレーはインテリジェンスがあり、私でも同じことができると思うほどシンプルだ。彼はほかの誰よりもゲームにリズムの匂いがする」

 今夏に発表されるバロンドールを受賞するとなれば、さらに“ベンゼマ評”は高まりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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