モウリーニョ体制戦力外のシュバイニーにまた悲報…古巣バイエルン新指揮官も「構想外」
DFラームら復帰歓迎の声もアンチェロッティ監督が一刀両断
ジョゼ・モウリーニョ政権下で戦力外となり、ロッカールーム追放の仕打ちまで受けたマンチェスター・ユナイテッドのドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーの悲運はまだ終わりそうもない。古巣バイエルン・ミュンヘン復帰の可能性が浮上していたが、カルロ・アンチェロッティ新監督は「シュバインシュタイガーは構想外」と一刀両断にしている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
シュバインシュタイガーは昨夏に下部組織から一筋を貫いていたバイエルンを離れ、ユナイテッドに移籍した。しかし、恩師ルイス・ファン・ハール前監督の退任によってその立場は一気に悪化。モウリーニョ新監督の下では戦力外となり、リザームチーム行きを命じられたという。指揮官はシュバインシュタイガーの32歳の誕生日である8月1日に個人面談を行った際、問答無用で「ロッカールームを片付けるんだ」と非情通告を行ったと英メディアはレポートしている。
ドイツ代表引退を発表したばかりのシュバイニーの苦境を救うべく、古巣は立ち上がっていた。独誌「シュポルト・ビルト」はバイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOと同僚DFフィリップ・ラームのコメントを紹介した。
ルンメニゲCEOは「どこかで彼とは復帰の希望について話さなければならない。彼と話し合うことになるだろう」とシュバインシュタイガー復帰を示唆。代表とクラブの両方で苦楽をともにしてきたバイエルンの元ドイツ代表主将DFフィリップ・ラームも「選手にとってクラブと強く結び付いていることは大切なこと。バスティはみんなのことも、ここにある全てのこともよく知っている。彼がこのチームでプレーするのは運命だ」と盟友との再会を心待ちにしていた。
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