「私ならタケに賭ける」 久保建英、再び1部残留の“救世主”となるか マジョルカ番記者が指摘「起爆剤として起用されている」

バルセロナのホームスタジアム「カンプ・ノウ」【写真:高橋智行】
バルセロナのホームスタジアム「カンプ・ノウ」【写真:高橋智行】

次節は残留を争うグラナダ戦、久保にとって「大きな自信を得る絶好の機会」

 アギーレのシステムに関しては「5バックはここまで、少なくともアウェーゲームでは上手くいっているとは言い難い。一方、先日のアラベス戦での4バックは、特にサイドバックのマフェオとオリバンが機能していたので私は好きだったし、また使ってほしいと思っている」(セルコス記者)と分析し、保守的な5バックよりも攻撃的な布陣で望む方がベストだと判断した。

 次節グラナダ戦については「“この試合に絶対に勝つ!” とサポーターにメッセージを送る意味でも4-4-2で戦ってほしい。私ならタケに賭けるだろうし、彼にとっても今後に向けて大きな自信を得るのにグラナダ戦は絶好の機会になると思う」とアギーレに訴えた。勝ち点32で16位のマジョルカにとって、グラナダは勝ち点1差で降格圏内の18位にいる残留争いのライバルチームであり、7日に“決勝戦”とも言える戦いに臨むことになる。

 久保の今シーズンも残り4試合とわずか。この後、ホームでグラナダとラージョ・バジェカーノ、アウェーでセビージャとオサスナとの対戦を控えているが、昨シーズン、ヘタフェを1部残留に導いた時のような諦めないパフォーマンスを期待したい。

(高橋智行 / Tomoyuki Takahashi)

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高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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