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「サラエボはあなたを忘れない」 オシム氏、故郷の市庁舎に“日本代表時代”の写真を投影し追悼
オシム氏の故郷サラエボでも悲しみに暮れる
元日本代表監督で、1994~2002年にチームの指揮を執ったイビチャ・オシム氏が5月1日、80歳でなくなった。
オシム氏は、旧ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエボ生まれ。1986年から92年に旧ユーゴ代表監督を務め、1990年のイタリア・ワールドカップ(W杯)で8強へ導いた経歴を持つ。
2003~06年にジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)、06~07年に日本代表を率い、日本に“考えて走るサッカー”を浸透させた。その後、2007年11月に急性脳梗塞で倒れ、続投が困難となり、岡田武史氏に後任を託す形となった。
そんななか、故郷のサラエボでは市庁舎にオシム氏の写真を投影し追悼の意を示した。ボスニア・ヘルツェゴビナのテレビ局「N1」は「伝説的なサッカー選手で監督のイビチャ・オシム氏に別れを告げます。『サラエボはあなたを忘れない』とベンジャミナ・カリック市長は別れのメッセージを送った」と綴っている。
市庁舎には日本代表で指揮を執っていた時代の写真が投影されている。オシム氏がピッチに立っていた姿は誰しもの心に残っていることだろう。
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