ACLグループステージ、Jリーグ勢3チーム突破! 横浜&神戸が首位、浦和は2位で決勝Tへ
グループ最終戦が終了、日本勢は3チームが決勝トーナメントへ
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は4月30日と5月1日にグループステージ最終戦が行われ、日本勢は3チームが決勝トーナメントへの進出を果たした。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
昨年から出場チームが拡大され、東地区は4チームずつ5組に分かれてグループステージを実施。首位5チームと2位のうち上位3チームが決勝トーナメントに進む。しかし、今季は上海ポート(中国)の出場辞退により3チームのリーグが発生したため、2位チームの成績比較の際に4チームのリーグは最下位との対戦成績を除外する。これにより、突破条件が複雑化になった。
初日となった30日には、川崎フロンターレと浦和レッズが登場。I組の川崎は勝利した上で他会場の結果を待つ立場になったが、ここまで全敗の広州FC(中国)を相手にFW知念慶が先制点を奪った。相手GKがファインセーブを続けたこともあり1-0のままだだったが、勝ち点3を奪って試合は終了した。
同組では開催地マレーシアのジョホール・ダルル・タグジムが蔚山現代(韓国)を相手に一歩も引かない戦いで試合終了間際まで1-1で推移。このまま引き分ければ川崎の逆転首位通過になるかと期待が膨らんだ後半アディショナルタイム、ジョホールがサイドを切り崩して低いクロスを入れると蔚山のDFがオウンゴール。これでジョホールが2-1で勝利を収めて首位通過を果たし、2位が川崎に。3位の蔚山はこの時点で敗退した。
川崎はギリギリで希望を残したものの、その後の時間帯に行われたG組の結果により2位の中での上位3チームに入れないことが決まり敗退が決定。I組は日韓の両雄が姿を消す波乱の展開になった。
すでに突破を決めていた浦和は山東泰山(中国)に5-0の圧勝。ユースから昇格したDF工藤孝太や京都橘高校から加入のルーキーFW木原励も起用しながら余裕の展開だった。このF組では大邱FC(韓国)が2-1でライオンシティ・セーラーズ(シンガポール)に勝利し、浦和と勝ち点13で並んだ。直接対決の結果で大邱が首位、浦和が2位での通過となった。
翌日には、こちらもすでに突破を決めていたヴィッセル神戸が登場して傑志(香港)と対戦。MF日高光揮をスタメンでプロデビューさせた試合は前半終了間際に神戸が先制するもすぐに追いつかれ、後半終了間際にも神戸が勝ち越してすぐに追いつかれる展開で2-2の引き分け。あまり後味の良くない終わり方になってしまったが、国内リーグでは4分6敗の未勝利で最下位に沈むなか、首位通過を果たした。
また、横浜F・マリノスはすでに突破を決めていた全北現代(韓国)と対戦。引き分け以上で首位通過が決まる状況で迎えたゲームで、前半4分にFWアンデルソン・ロペスが先制ゴール。同11分に追いつかれたものの、そのままのスコアを維持して1-1で試合を終わらせてミッション達成となった。
この結果、日本勢は横浜FMと神戸がグループ首位、浦和は2位のうち上位3位以内に入って決勝トーナメントに進出し、川崎が敗退となった。今後は8月に集中開催で決勝トーナメントの準決勝までの3試合が予定されている。
(FOOTBALL ZONE編集部)