セルティックOB、レンジャーズ戦「絶対的スター」古橋の先発に“否定的” ギリシャ代表FWを推薦「手に負えない存在」
「技術的には長けていない」としつつ、ギアクマキスを先発起用するべき理由を挙げる
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スコットランド1部セルティックは、5月1日に勝ち点6差の2位につける宿敵レンジャーズとの大一番を迎える。今季、最後の“オールドファーム”、リーグタイトルを占う重要な意味を持つ一戦だ。クラブのOBである元イングランド代表FWクリス・サットン氏は、この試合で日本代表FW古橋亨梧ではなく、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスを先発させるべきだと考えているようだ。スコットランド紙「デイリー・レコルド」のコラムで綴っている。
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これまでも、古橋を高く評価していたサットン氏だが、「私が判断をするなら、ギアクマキスを選ぶ」と、2021-22シーズン最後のオールドファームでは、ギアクマキスを先発するべきだと主張した。
「私は、自分自身がこんなことを言っていることが信じられない。なぜならキョウゴは、加入してからクラブにとって、絶対的なスターだったからだ。日本人ストライカーは、シーズンの前半戦、電撃的な状態にあり、昨年末以来の先発復帰となったロス・カントリー戦でもゴールを決めた」と、あらためて古橋を評価している。
それでも、ギアクマキスを先発させるべきだと考える理由について「前回の対戦の時を振り返り、年が明けてからの状態やセルティック戦の臨み方を見ると、ギアクマキスが中央の攻撃のエリアで果たす役割が、より求められると感じる。ギリシャ人は、レンジャーズのDFにとって手に負えない存在であることを、リーグ戦での2度の対戦で証明したし、セルティックはその2試合ともに勝利した」と、これまでの試合で見せたパフォーマンスを理由に挙げた。
また、ギアクマキスが欠場したスコティッシュ・カップ準決勝では、セルティックがレンジャーズに1-2と敗れている。この試合で古橋は途中出場したが、「キョウゴが出場しても、流れは変わらなかった」としている。
「ギアクマキスが、キョウゴよりも良い選手か? いいや、私はそうだと思わない。彼は技術面で、それほど長けていない。だが、これはジグゾーパズルのピースを見つけるようなものなんだ。もちろん、ポステコグルー監督にはキョウゴとギアクマキスを共存させることもあるだろう。だが、そうはならないと私は思っている」と、あらためてギアクマキスのセンターフォワード起用が最適だと強調した。
この試合に勝利すれば、2シーズンぶりのリーグ制覇に大きく近づくセルティック。アンジェ・ポステコグルー監督は、4人の日本人選手たちに、どのような役割を託すだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)