「僕たちには別のゴールがある」 レアルのエースFWベンゼマ、リーガ制覇に浮かれず
ツイッターでクラブの通算35回目のリーグ優勝を喜ぶ
スペイン1部レアル・マドリードは、現地時間4月30日に行われたリーガ・エスパニョーラ第34節のエスパニョール戦に4-0で勝利した。この試合に引き分け以上で優勝が決まるレアルは、2年ぶり通算35回目のリーグ優勝を成し遂げた。エースのフランス代表FWカリム・ベンゼマは、自身のツイッターを更新して優勝を喜ぶとともに、次の戦いに気持ちを切り替えた。
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マンチェスター・シティとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦を間近に控えるレアルは、ベンゼマらをベンチに温存して試合をスタートした。そんななか、3-0とリードした後半15分、ベンゼマはドイツ代表MFトニ・クロースと同時にピッチに立った。
後半36分にはイスコのパスを受けたブラジル代表FWヴィニシウスが左サイドを突破。折り返したボールをベンゼマが左足でゴールに突き刺し、ゴールラッシュを締めくくった。この勝利で、カルロ・アンチェロッティ監督は、イタリア、イングランド、フランス、ドイツ、スペインと欧州の5大リーグすべてで優勝を経験した史上初の監督となっている。
ベンゼマは、試合後に自身のツイッターを更新。「世界最高のクラブに新たなトロフィー」と記し、トロフィーの絵文字とリーグ優勝回数を表す35の数字を付けた。さらに「今シーズン、ハードワークを続けてきたチーム、応援してくれたファンを祝福したい。僕たちには、別のゴールがある。アラ、マドリード!」と綴り、タイトル獲得の可能性のあるCLの戦いへと気持ちを切り替えた。
この日のゴールで、ベンゼマは今季リーグ戦29試合で26得点に伸ばした。34歳となり、キャリアの絶頂期を迎えているとも言えるベンゼマは、この先の戦いでどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。