ガエル・カクタになりすましてやりたい放題 元プロ選手が詐欺行為で逮捕

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明るみに出た詐欺行為の数々

 元プロサッカー選手が、現在チェルシーからラーヨ・バジェカーノにレンタル中の日系三世FWガエル・カクタになりすまし、クレジットカードの不正利用などの数々の詐欺行為を働いて逮捕された。英国営放送「BBC」が報じた。
 2009年シーズンにダービー・カウンティーに100万ポンド(約1億7000万円)の移籍金で加入し、現在所属先のないコンゴ人MFメディ・アバリンバ容疑者は不正入手したクレジットカードの番号を用い、デパートで2万ポンド分の買い物を行い、ヘリコプターを貸し切るなどした容疑で身柄を拘束された。当局の捜査に対して容疑を認め、禁錮4年を言い渡されたという。
 アバリンバ容疑者はカクタの代理人と称しながら店やホテルに電話をかけ、その後、カクタ本人と名乗ってデパート、レストラン、高級ホテルで散財するパターンを繰り返していた。
 今年6月にはマンチェスター市内のナイトクラブでシャンパン2600ポンド分を注文した揚げ句、リムジンに財布を忘れたと言い逃れ、7月には女性4人を引き連れ、マンチェスターからロンドンまでヘリコプター移動していた。
 その手口は、トレーニングジムのロッカールームを破り、そこでアメリカン・エクスプレスのカード情報を盗み取っていたという。
 捜査関係者は「魅力とカリスマがある。被害者に本物のガエル・カクタと思わせる共通点のようなものがあった」と語っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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