「マタの引退試合かと思った」 マンU、OBがベテラン“積極起用”の采配に疑問符
マンUはチェルシー戦で1-1のドローに終わった
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間4月28日のプレミアリーグ第37節でチェルシーと対戦し、1-1で引き分けた。クラブOBの解説者、ロイ・キーン氏はベンチ入りした若手選手を差し置いてベテラン選手が優先的に起用された采配に「マタの引退試合かと思った」と苦言を呈した。
リバプールとアーセナルと連敗中に迎えたチェルシー戦。後半15分にDFマルコス・アロンソのゴールで先制を許す展開となったが、失点から2分後にFWロナウドが同点ゴールを決め、引き分けに持ち込んだ。トップ4入りは絶望的な状況だが、悪夢の3連敗は免れた。
しかし、英衛星放送「スカイ・スポーツ」で解説を務めていた元キャプテンのキーン氏は特に若手選手も多くベンチ入りしていたなかで、すでに今季限りでの退団を発表しているマティッチや、契約満了で退団が濃厚となったフアン・マタらベテラン選手が優先的に起用されたことに疑問を呈していた。
「マティッチは試合後に退団についてインタビューを受けていた。まだ3試合残っているんだから退団の話はやめてほしい。数週間前に声明を出しただろう。
マタは今日も途中出場した。彼は最近よく起用されている。若い選手たちをベンチに座らせていたのはマタへの敬意のようだった。マタの引退試合かと思ったよ」
負傷者の影響もあり、アレハンドロ・ガルナチョ、ハンニバル・メイブルイ、ショラ・ショレティレ、アルバロ・フェルナンデスといったアカデミー出身の10代選手が多くベンチ入りしたが、出番を得たのは後半アディショナルタイムに途中出場したガルナチョのみだった。キーン氏は「1-1は妥当な結果」と試合を振り返ったが、ラルフ・ラングニック暫定監督の選手起用には納得がいっていないようだった。
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