韓国代表エース「チームに謝罪したい」 トットナム開幕戦を欠場してまでも兵役免除へ悲壮な決意

クラブでの出場機会減少のリスクも

 6月のスペインとの親善試合では途中交代を命じられた悔しさからタオルを投げつける姿を地元紙に激写されたソンは、すっかり五輪モードになっているようだ。ソンは招集されなかったが、ロンドン五輪の韓国代表は3位決定戦で関塚ジャパンを下し、銅メダルを手にした。そしてメダルを手にした選手は兵役免除という特権を手にしていた。

 ソンも狙うはメダルと兵役免除のようだ。「メダル? もちろんだ。狙わないなら行く意味がない。韓国のためにメダルを取りたい。トットナムのために走るように、監督のために毎回走りたい。エンジョイするためだけじゃない。オリンピックのメダルも勝ち取りたいんだ」

 トットナムは昨季優勝を争いながら終盤戦でよもやの失速で3位に終わったこともあり、リーグ制覇に向けて本気度を増している。開幕戦を控える大事な時期に不在となることは、トットナムでの出場機会を昨年以上に減少させるリスクもあるが、ソンはメダルゲットと兵役免除に全てをかけるつもりの様子だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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