「日本&ブラジル、なぜネガティブ?」 6月マッチメイクの“温度差”に韓国注目「我々とはかなり違う」
6月の強化試合で日本対ブラジルが決定、2か国の反応に韓国メディア注目
日本サッカー協会(JFA)は4月27日、6月6日に国立競技場で開催されるキリンチャレンジカップ2022で、FIFAランク1位のブラジル代表と対戦することを発表。そんななか、同じくブラジルとの対戦が有力視されている韓国のメディアは、日本とブラジルの反応に注目している。
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6月の国際Aマッチウィークに向け、日本はキリンチャレンジカップでブラジルと対戦することを発表。すでに、南米パラグアイ(2日/札幌ドーム)との対戦が決まっており、同月に予定されている計4試合の強化試合のうち、南米勢と2試合を戦うことになる。
FIFAランク1位の“王国”ブラジルは、同時期に韓国との強化試合も実施予定とされるなか、韓国メディア「Money S」は「日本とブラジルのネガティブな反応“なぜ?”」と見出しを打ち、2か国の反応に注目。「韓国のファンは、『ワールドカップ前に強い相手と戦える』とポジティブな反応を見せている。しかし、ブラジルや日本の反応は我々とはかなり違う」と報じている。
その理由を紐解くと、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた強化への思惑が浮かび上がる。日本は本大会でスペイン、ドイツ、コスタリカ、または、ニュージーランドと同じグループE組に入った。そんななかで、南米大陸のブラジルと強化試合を行うことを疑問視する声が上がったことに注目し、「日本が南米のチームと対戦するのは、あまり得策ではないと判断されている」と綴っている。
一方のブラジルに関しては、対等レベルにある欧州強豪国との対戦を希望しながらも、ネーションズリーグの実施などさまざまな事情が絡み断念せざる得ず、日本と対戦。さらに、韓国とのマッチメイクも有力だが、グループリーグではセルビア、スイス、カメルーンと同居し、アジア勢との対戦はない。
ブラジルとの対戦が正式決定すれば結果的に、グループリーグで南米ウルグアイと対戦する韓国だけが好都合となる。そうした背景を踏まえ、「韓国はブラジルとの対戦で得るものが多い。韓国はW杯のグループリーグでウルグアイと対戦するので、ブラジル戦はテストとして適している」と、日本、ブラジルとの“温度差”を綴っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)