【ACL帯同記2022】廊下ストレッチ、Jリーグでは見られない“クールダウン”も!? 珍しい光景の数々に海外遠征を実感

グループステージ第4節vsシドニーFC
4月25日、シドニーFCとの再戦が早くもやってきました。中2日で同じ対戦相手と試合をすることは珍しいですが、これもまたセントラル開催ゆえと言えると思います。
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この日は18時キックオフ。選手を乗せたチームバスが到着する4~5時間前にはロッカーセッティングをはじめとした先発隊がスタジアム入りをしますが、午前中には移動があるため、昼食をホテルで取ることができません。
そんな彼らのために、ランチボックスが準備されますが、なんとこの日はカツ丼! ホテルでも出てこないスペシャルメニューです。おそらく、食いしん坊の緒方くんがリクエストしたのでしょう(笑)。
帯同記に食事ばかり出てきている気もしますが、選手にとってもスタッフにとってもそのくらい大切なものであるということ。全力で選手をサポートできるよう、この日も力を蓄えて準備していきます。

予定通り18時にキックオフした試合は、序盤からF・マリノスが攻勢に出ます。前半に2点をリードし、後半に1名退場者を出すものの終盤に追加点を奪い、見事に3-0で勝利! 最終的に点差は開いたものの、どちらに転んでもおかしくない試合展開で、最後までハラハラドキドキしていました。
ご存じの方も多いですが、ACLでは試合前に両チームキャプテンでペナントの交換を行います。試合後にホテルへ戻った後に気付きましたが、第3節、第4節と試合をしたシドニーFCから貰ったペナントは、色が異なりました。
セントラル開催ではありますが、試合ごとにベンチを入れ替えてホーム&アウェーという形を作ります。よって、シドニーはホーム扱いの時とアウェー扱いの時のペナントの色分けをしているのでしょう。
ペナントはただ渡すものではなく、試合前に両チームで健闘を讃え合うもの。細かいところにもこだわる姿勢には非常に感銘を受けました。そして、オーストラリアの自国リーグでペナントを渡し合う文化があるのかもしれませんが、この色分けは、ACL常連チームであるからこそ作成しているのだろうとも感じました。
ACL常連クラブとなれるよう、引き続きJリーグという舞台でもチームのサポートをしていきます。

第3回のACL帯同記は以上となります。F・マリノスは第4節終了時点で、3勝1敗でグループ1位につけていますが、1位通過のみしか次のステージへの進出が確定しないという変則的なレギュレーションということもあり、全く油断はできません。残り2戦ですが、1試合1試合を集中してミスのないように仕事に邁進していきます。
次回の帯同記第4回はグループステージの最終回となります。第5節、第6節、帰国の裏側をお伝えします。残りの2試合もご声援のほど、よろしくお願いいたします!
(横浜F・マリノス マーケティング・FRM担当・矢野隼平 / Shumpei Yano)