チェルシー監督がオスカルの放出を容認 ユベントスとインテルが争奪戦へ
24歳のブラジル代表MFへ、インテルはすでに移籍金41億円で打診か
チェルシーの新監督に就任したアントニオ・コンテ監督は、早くも既存戦力の見極めを進め、放出候補も固まりつつあるようだ。コンテ監督はブラジル代表MFオスカルに対して移籍を容認し、イタリア王者ユベントスと日本代表DF長友佑都が所属するインテルが争奪戦をスタートさせると、イングランドとイタリアの複数メディアが報じている。
英紙「デイリー・メール」は、チェルシーのアタッカー陣でブラジル代表FWウィリアン、ベルギー代表MFエデン・アザール、スペイン代表FWペドロ、コロンビア代表MFフアン・クアドラードの契約延長に動いているものの、オスカルに関してはクラブ側からの動きがないという。すでに中国クラブからの打診は選手サイドが断っているものの、コンテ監督は移籍に対して反対はしない考えを持っているという。
この状況を受け、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、インテルが2列目の補強としてオスカルに対する獲得の動きを、すでにスタートさせていると報じている。そして、昨夏にオスカル獲得を目指していたユベントスも、そのプランを強くクラブにリクエストしていたマッシミリアーノ・アッレグリ監督が残留していることからも、2年越しの獲得に動く可能性が高いと報じている。
まだ24歳と、キャリアの最盛期はこれからという逸材でもあるオスカル。契約は2019年6月まで残っているため、決して安くない移籍金が必要になることが想定されるが、イタリアのサッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、インテルはすでに3500万ユーロ(約41億円)をスタートラインに打診しているとも報じた。残り約1カ月の移籍市場において、イタリアからの熱視線が浴びせられているのは間違いなさそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images