「最後のメッセージを送った」 退団へ加速か…マンUポグバ、チームのグループチャットを退会
フランス代表ではW杯優勝など活躍も、ユナイテッドでは移籍金に見合う結果は残せず
今シーズン限りでイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了を迎えるフランス代表MFポール・ポグバは、すでに移籍に向けた準備を進めているようだ。英紙「デイリー・ミラー」は、ポグバがメッセージアプリ「WhatsApp」内にあるチームのグループチャットに最後のメッセージを投稿し、すでにグループも抜けたと伝えている。
ポグバは、2018年にロシア・ワールドカップを優勝するなど、フランス代表では充実の時間を過ごしている。だが、2016年に当時の世界最高額となる8900万ポンド(約144億円)の移籍金で加入したユナイテッドでは、その期待に見合う活躍はできていなかった。
そして、そのユナイテッドのキャリアは、このまま終わることになるようだ。4月19日に行われたプレミアリーグ第30節ノリバプール戦(0-4)に先発したポグバだが、前半10分に負傷でベンチに下がった。この時のふくらはぎの負傷について、ラルフ・ラングニック暫定監督は「スキャンの結果、彼が今シーズン中に再びプレーすることは、おそらくないだろう。ドクターによれば、最低でも4週間かかる。そして最後の試合は5月末だ」と、シーズン絶望のものであることを明かした。
ポグバが契約延長オファーに同意すれば、まだユナイテッドでプレーする姿を見られる可能性はある。しかし、「デイリー・ミラー」によると、「ポール・ポグバはすでにマンチェスター・ユナイテッドで最後の試合を終えた。そして、同じくチームのWhatsAppグループにも、最後のメッセージを送った」と報じ、夏の移籍市場で退団する旨のメッセージを送った後に、グループを抜けたことも併せて報じている。
パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペ、チェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーをはじめ、今夏の移籍市場では、多くの世界的な選手が移籍金ゼロで獲得可能となる。注目を集める1人であるポグバは、ユナイテッドを離れ、どこに新天地を求めることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)