仏リーグを10度目制覇も、スター選手揃いのチームは解体も？

　先日、フランス1部で10回目の優勝を決めたパリ・サンジェルマン（PSG）だが、来季の編成について英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「メッシは残留するがほかは不透明」と報じている。

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　PSGは4試合を残してリーグ優勝を決めたが、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）では16強で敗退している。カタール投資庁の子会社からの資金も入り、欧州制覇を最大の野望とするクラブだけに、CLの成績こそが評価の材料とされる。それだけに、マウリシオ・ポチェッティーノ監督と強化責任者の元ブラジル代表レオナルド氏の去就は流動的だとされた。

　さらにフランス代表FWキリアン・ムバッペは今季限りで契約満了を迎え、交渉は存在するもののスペインの強豪レアル・マドリードへの移籍も有力視される。また、ブラジル代表FWネイマールに関してはPSGが移籍に対して積極的だとレポートし、ある程度の金額でのオファーがあれば応じる構えだとされた。

　ほかにもアルゼンチン代表MFアンヘル・ディマリアも契約満了を迎え、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスも稼働率の悪さから退団の可能性が高まっているという。それ以外のスター選手たちの去就もハッキリしたものがなく、今季開幕前に加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ以外に来季の残留が確約される選手がいないとした。

　そうした状況から「新しいサイクルの始まりとして、おそらく新しい監督の下で、メッシを最大限に活かす形でチームは再構築されることになりそうだ」と、“チーム・メッシ”の結成が編成方針だとレポートされた。

　野望である欧州制覇を成し遂げるための策といて、PSGはメッシを中心に再構築することになるのか。来季に向けた移籍市場の中で話題を集めるような動きが発生する可能性が高そうだ。