アギーレ監督が久保建英の課題に言及 好プレー後の「10分間の電源オフ」とは?
イ・ガンインと久保の同時起用についても言及「問題はタイミング」
日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部マジョルカは、残留を目指した戦いが続いている。低迷していたチームは3月に監督交代を行い、現在は元日本代表監督のハビエル・アギーレ氏が指揮を執っている。メキシコ人監督は、スペイン紙「Ultima Hora」で久保について語っている。
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マジョルカは33節を終えたリーグ戦で降格圏の18位グラナダと勝ち点差「2」の16位にいる。アギーレ監督の就任後、4試合を2勝2敗で終え、勝ち点6を積み上げた。まだまだ残留争いが続くなかで、かつての日本代表監督は久保に対する印象を口にしている。
日本代表の監督時代を振り返り、「東京で1年を過ごし、幸せな時間を過ごした」と話したアギーレ監督は、「タケフサは、リーダーになるにはまだ若すぎる。彼には安定感が欠けている。まだコンスタントに、できることを出し切れない。良いプレーを見せたら、そのあとの10分間は電源がオフになる。再び出現して、またオフになる。もし90分間、継続することができるようになれば、彼は重要な選手になるだろう。それは私たちのチームに限った話ではなく、リーグにとっても、彼のいる場所にとっての話だ」と、久保の大きなポテンシャルを認めている。
残留に向けてよりゴールが求められているマジョルカにあって、久保と韓国代表MFイ・ガンインの同時起用は、たびたび話題に上がる。アギーレ監督もリーガ・エスパニョーラ第32節エルチェ戦(0-3)では、実際に日韓のアタッカーをプレーさせた。
「毎週、私は誰がより良くて、誰がより良くないかといった話を目にする。時々、両方が良いこともあるが、私は一方にとって不公平になる決断を下さなければいけない。エルチェ戦では、彼らは後半に揃ってプレーした。彼らのプレーは悪くなかったし、別の日にも機能することがあった。問題は、タイミングだ。私たちは緊急の状況にあり、議論をしている時間はない。2人が同時にプレーする必要がある時、私はそうするし、疑わないでほしい」
1部リーグ残留を目指すマジョルカのなかでも、大きな期待を寄せられている久保。2シーズン前は成し遂げることができなかった1部残留に導くことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)