スネ当てを放り投げてロッカーへ直行 バルサMFデ・ヨングが途中交代の采配に不満
バルサは「クラブ内で評価は高い」とジョルディ・クライフSDが放出を否定
スペイン1部バルセロナは、現地時間4月24日に行われたリーガ・エスパニョーラ第21節延期分でラージョ・バジェカーノと対戦して0-1で敗れた。試合中にはシャビ監督に途中交代を命じられたオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが不満を露わにし、話題となっている。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。
本拠地カンプ・ノウにラージョを迎えたバルサだったが、前半7分にMFアルバロ・ガルシアに先制点を許すと、その後の反撃も実らずに0-1で黒星を喫した。この試合に先発出場したデ・ヨングは、後半15分にMFニコ・ゴンサレスとの交代でベンチに下がった。
デ・ヨングは、この交代に納得がいかなかった様子で、スネ当てを放り投げて、ロッカールームに直行した。その後、デ・ヨングはベンチに戻って試合終了を見守ったが、シャビ監督の交代枠も実らず、チームは0-1で敗れている。
かつてオランダ1部アヤックスに所属していたデ・ヨングは、来季からマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任することが発表されたエリック・テン・ハフ監督の下でプレーした経験がある。テン・ハフ監督はデ・ヨングの獲得を希望しているとも報じられたが、バルサはスポーツダイレクターのジョルディ・クライフ氏が「私たちはフレンキー・デ・ヨングを売却するつもりはない。彼はクラブ内で高く評価されている」とコメントし、放出を否定していた。
リーガ・エスパニョーラで2位につけているバルサだが、首位のレアル・マドリードとは勝ち点差「15」があり、逆転優勝は絶望的な状況にある。中心選手であるデ・ヨングとシャビ監督の関係にヒビが入ることは回避したいところだろう。
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