英雄ホアキンが引退撤回 国王杯優勝パレードで現役続行を宣言「ベティスでもう1年」
スペイン紙は「ベティスのパーティはホアキンの契約更新とともに幕を閉じる」と報道
スペイン1部ベティスは、現地時間4月24日に行われた国王杯(コパ・デル・レイ)決勝でバレンシアをPK戦の末に破り、クラブ史上3度目の国王杯優勝を果たした。その翌日、ベティスは優勝パレードを行ったのだが、ベティスの選手として史上初となる2度目の国王杯制覇を成し遂げた元スペイン代表MFホアキン・サンチェスが、驚きの発表をした。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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今季限りでの引退を表明していたホアキンは優勝決定直後に、「僕はどうすればいいんだ。ようやくチームが勝ち始めたのに、ここで辞めるのか?」と、自身の決断に迷いが生じていたことを明かしていた。
そして、本拠地ベニト・ビジャマリンからのパレードの終着点となったヌエバ広場では、マヌエル・ペジェグリーニ監督やホアキンら、選手数名がスピーチを行った。ホアキンは「僕はベティスで重要なことを成し遂げたいと思って復帰した。道のりは長かったけれど、その努力が実った。優勝カップは、ここにある! ベティスは永遠だ!」と、ファンにタイトルを報告したという。
このスピーチの最中には、セビリア市長のアントニオ・ムニョス氏が「ホアキンは引退してはいけない!」と叫び、拍手喝采が起こった場面もあったという。そして、17年前にも国王杯制覇を成し遂げていた背番号17は、「ゴメンよ! もしかしたら、これまでの計画を台無しにしてしまうことになってしまうかもしれないが……、僕はベティスでもう1年、現役を続行するよ!」と、自身の現役引退の意向を撤回し、もう1年、選手としてキャリアを続けることを表明した。
「マルカ」紙は、この一連の流れを「ベティスのパーティは、ホアキンの契約更新とともに幕を閉じる」とタイトルを付けて報じたが、ベティコにとって喜びに満ちた、忘れられない2日間になったのは間違いないだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)