「レジェンド」「ワールドクラス」 クロップ監督、退団“確実視”のベルギー代表FWオリギを“べた褒め”

エバートン戦でゴールを決めたFWディボック・オリギ【写真:AP】
エバートン戦でゴールを決めたFWディボック・オリギ【写真:AP】

リバプールは「マージ―サイド・ダービー」でエバートンに勝利

 リバプールは現地時間4月24日にエバートンとの「マージーサイド・ダービー」に臨み、2-0で勝利した。チームを率いるユルゲン・クロップ監督は途中出場から貴重な追加点をマークしたベルギー代表FWディボック・オリギを「レジェンド」「我々のベストフィニッシャー」と称賛した。英紙「リバプール・エコー」が報じた。

 プレミアリーグ制覇に向け、マンチェスター・シティと熾烈なデッドヒートを繰り広げるリバプール。前半はスコアレスで折り返したものの、後半に試合を動かした。

 均衡が破れたのは後半17分、右サイドからFWモハメド・サラーがオリギとののパス交換でペナルティーエリアに侵入。浮き玉のクロスを送ると、ファーサイドで待っていた左サイドバックのDFアンドリュー・ロバートソンがヘディングで流し込んだ。

 そして追加点が生まれたのは同40分。右からのクロスをファーサイドのFWルイス・ディアスがオーバーヘッドキックで合わせると、地面に叩きつけられて高く弾んだボールはゴール前への絶妙なラストパスとなった。そこへ走り込んだオリギが頭で押し込み、試合を決定づけるゴールを奪った。今季カップ戦が主戦場だったオリギはこれがプレミアリーグで6試合目の出場。得点は昨年12月4日のウォルバーハンプトン戦(1-0)以来となった。

 試合後の会見でクロップ監督は限られた出番の中で結果を残したオリギに対する賛辞を並べた。

「彼はピッチの中でも外でもレジェンドだ。私にとって彼はファンタスティックなフットボーラー。私が彼を頻繁に起用するわけじゃないから奇妙に聞こえるのはわかっているが、彼はワールドクラスのストライカーであり、間違いなく我々のベストフィニッシャーだ」

 オリギは2014年にリバプールに加入。14年ぶりの優勝を果たした18-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でゴールを決めるなど長年チームの一員として活躍してきた。しかし、近年は激しいポジション争いで遅れを取り、日本代表FW南野拓実と同様にプレミアリーグではベンチにすら入れない試合も多くなっている。今季限りでの退団が確実視され、すでにイタリアのACミラン移籍が報じられているが、クロップ監督はこれまでの実績に敬意を示し、「彼は今日も決定的だった。彼のことはとても嬉しい」と27歳の活躍を喜んだ。

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