「勝ったのは誰?」 レアルFWベンゼマvs主審の“50mダッシュ走”に海外注目「クレイジーレース」
34歳のベンゼマを36歳のデ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審が背後から追い抜く
レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマは、現地時間4月20日に行われたリーガ・エスパニョーラ第33節オサスナ戦(3-1)でPKを7分間で2度失敗したことが話題になった。さらに、試合終了間際に主審にダッシュで追い抜かれるシーンの反響が拡大し、東欧メディアも「勝ったのは誰?」と取り上げている。
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敵地の乗り込んだレアルは前半12分、セットプレーの流れからDFダビド・アラバが先制ゴールを奪取。その直後、自陣左サイドを攻め込まれクロスから同点弾を浴びたものの、同45分にMFマルコ・アセンシオのゴールで勝ち越しに成功する。後半アディショナルタイム6分には、FWヴィニシウス・ジュニオールのクロスをFWルーカス・バスケスが合わせて駄目を押し、リーガ制覇に向けて大きな勝ち点3を積み上げた。
後半の7分間にPK2回を失敗してしまったベンゼマに追い打ちをかけるように、スポットライトが当てられているのが、チーム3点目が生まれた後半アディショナルタイムにレアルがカウンターを仕掛けた場面だ。
自陣右サイドでボールを奪ったベンゼマは、中央に持ち運んで前線のヴィニシウスへ縦パス。すぐさま34歳のベンゼマはダッシュで駆け上がったが、そのすぐ右横を背後から走って来たリカルド・デ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審が追い抜き、先にペナルティーエリア内にたどり着いたのだ。
ルーマニアのTV局「digisport」は「勝ったのは誰?」と見出しを打ち、「クレイジーレース。2人は約50メートル離れたオサスナのゴールに全力疾走」とレポート。記事では、スペイン人ジャーナリストのマヌ・エレディアがツイッターで「デ・ブルゴス・ベンゴエチェアの残忍なスプリントについてほとんど語られていない」と投稿し、動画はすぐさま再生220万回以上を記録したと紹介している。
今回の一件は、36歳のデ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審の名前を知れ渡せることになったようだ。