ホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦、3-1で勝利

　アーセナルは4月23日（現地時間）、プレミアリーグ第34節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、3-1で勝利した。この試合で日本代表DF冨安健洋はベンチ入りを果たし、試合終盤の出場でリーグ戦13試合ぶりにピッチに戻ってきた。

　本拠地「エミレーツ・スタジアム」にユナイテッドを迎えた現在5位のアーセナルは前半3分、FWブカヨ・サカのファーサイドへのシュートが相手GKダビド・デ・ヘアに弾かれたところを、DFヌーノ・タヴァレスが押し込み、幸先良く先制する。

　その後、ユナイテッドDFディオゴ・ダロットにクロスバー直撃のシュートを放たれる場面こそあったものの、無失点で切り抜けると同32分に追加点を奪取する。サカがMFマルティン・ウーデゴールのパス交換でゴール前に侵入した際、エリア内で転倒。VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）介入でこれがファウルと判定され、これで得たPKをサカが冷静に沈めた。

　その2分後、男の子の赤ちゃんが亡くなり、前節のリバプール戦（0-4）を欠場していたFWクリスティアーノ・ロナウドにプレミア通算100ゴール目となる1点を返されたアーセナルは、後半に入ると劣勢に。同10分にはコーナーキックの競り合いでタヴァレスがハンドの反則を取られPKを献上するも、これをMFブルーノ・フェルナンデスが外し、難を逃れる。

　するとアーセナルは後半25分、MFグラニト・シャカが左足のミドルシュートを突き刺し、リードを2点に広げる。これで嫌な流れを断ち切ると、同45分、DFセドリック・ソアレスに代わり、冨安が出場。ハムストリングの負傷から復帰し、この試合でベンチ入りしていた冨安は、元日に行われた第21節マンチェスター・シティ戦（1-2）以来、リーグ戦13試合ぶりの出番となった。

　アーセナルは最後までこのリードを保ち、前節のチェルシー戦（4-2）に続き、強豪クラブから2連勝。トップ4入りへ大きな勝ち点3を積み上げた。