鹿島退団のカイオが移籍先にUAEの強豪を選んだ理由 「ブンデスや中国からもオファーを受けたが…」
アル・アインの整備された環境を絶賛
今年7月に鹿島アントラーズを退団したMFカイオが、移籍先にアル・アインを選んだ理由を語った。中東メディア「GULF NEWS」が報じている。
カイオは2011年から2年間、千葉国際高等学校に在籍し、14年に鹿島に加入。1年目から出場機会を掴むと、リーグ戦30試合8得点の成績を残してJリーグベストヤングプレーヤー賞に輝いた。当時は将来的な日本国籍取得と日本代表入りも話題になるほどで、その後も成長を続けたカイオは鹿島攻撃陣に不可欠な存在となっていった。
今季も開幕からコンスタントに結果を残し、6月にはSNS上で人種差別的発言を受ける悲しい出来事も起きたが、鹿島のファーストステージ優勝に大きく貢献。だがその直後の7月2日、アル・アインへの電撃移籍が発表された。その決断を下したことについて、カイオ自身は次のように振り返っている。
「ブンデスリーガから1つ、中国リーグから複数、オファーを受けた。だが、ビッグクラブへの野心を抱いているアル・アインに加入することを決めた。とてもハッピーだ。世界を見渡しても、自前で国際基準のピッチを3つも擁し、世界でもベストのカテゴリーに入るスタジアムを備えているクラブは、滅多にないのだから」
ハイレベルな欧州サッカーや、常軌を逸したチャイナマネー以上に、カイオはプレーする上で最上級の環境が整っているクラブへの移籍を優先させたようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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