ブラジル人識者「ドイツ? フランス? いや、日本と韓国だ」 日韓とのマッチメイクを嘲笑「信じられない」

日本&韓国との強化試合“決定報道”がブラジルで話題【写真:(C)JFA & ロイター】
日本&韓国との強化試合“決定報道”がブラジルで話題【写真:(C)JFA & ロイター】

元ブラジル代表ネト氏、日本&韓国との強化試合“決定報道”へ皮肉

 ブラジルサッカー連盟会長が、6月のインターナショナル・マッチウィークで日本、韓国との親善試合実施を認めたなか、同国メディアはコメンテーターを務める元代表選手の発言に注目。「日本と韓国との試合を予定していることを嘲笑した」と伝えている。

 11月のカタール・ワールドカップ(W杯)に向け、日本は6月に計4試合の強化試合を実施し、2日に行われるキリンチャレンジカップ2022では南米パラグアイ代表との対戦が決定。また、FIFAランキング1位・ブラジルとの対戦も有力視されていたなか、同国サッカー連盟のエドナルド・ロドリゲス会長が、日韓両国との対戦決定を認めたと、現地メディアが報じた。

 このマッチメイクに、1990年代前半に活躍した元ブラジル代表で、現在はコメンテーターを務めるジョゼ・フェレイラ・ネト氏が疑問符。自身のSNS上で「日本と韓国との2つの信じられないような親善試合を決めたCBFを祝福する。これが我々のためになる方法だ」と、皮肉交じりに綴った。

 同国メディア「RD1」は「チームが6月に日本と韓国との試合を予定していることを嘲笑した」と注目するとともに、ネト氏がテレビ番組でも同様の発言をしたと指摘。「この2つの親善試合は、我々が世界チャンピオンになるために予定されていたもので、強化のためになることを望んでいるなんて、素晴らしいことだ。ドイツ? アルゼンチン? フランス? いや、日本と韓国だ」と発したコメントも紹介した。

 2002年の日韓大会以来、6度目の優勝を狙うブラジルにとって、FIFAランク23位の日本、同29位の韓国との強化試合は、物足りないマッチメイク。ネーションズリーグにより欧州強豪国との強化試合が困難になるとはいえ、アジア2か国との対戦が実り多きものになるのかに、ネト氏は異を唱えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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