ルーニー、古巣マンUのコーチ就任拒否 「ナンバーワンのポジションを希望」と英報道
コーチングスタッフとしてチームに加わる可能性を非公式に打診
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは4月21日、オランダ1部アヤックスを率いているエリック・テン・ハフ監督が、来シーズンから監督として指揮を執ることを発表した。不振にあえいでいる名門は、クラブ最多得点記録を保有する元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏にもコーチングスタッフ入りを打診していたが、断られていたようだ。英紙「メトロ」が報じている。
プレミアリーグ第30節のリバプール戦で0-4と完敗し、チーム刷新の必要性を改めて露呈したユナイテッド。21日には2025年6月30日までの2年契約+1年の延長オプション付きでテン・ハフ監督と契約したことを発表した。
アヤックスを率いて結果を残しているテン・ハフ監督の新監督就任を発表したユナイテッドだが、同時にクラブのレジェンドであるルーニー氏にも、コーチングスタッフとしてチームに入ることを求めていたようだ。しかし、現在、イングランド2部ダービー・カウンティを率いているルーニー監督は、古巣に戻る機会を断ったという。
記事によれば、「レジェンド的なストライカーは、コーチングスタッフとしてチームに加わる可能性を非公式に打診された。だが、ユナイテッドに対して、ダービーを離れる時は、ナンバーワンのポジション(監督)でのオファーの場合のみだという彼のスタンスを明確にした」という。
ルーニー監督の率いるダービーは、チームの破産もあり、来季の3部降格が決定している。コーチという役割であれば、プレミアリーグの舞台に戻る可能性もあったルーニー監督は、これまでもバーンリーや現役時代にも所属したエバートンの監督に就任する可能性もあった。だが、来季もダービーを率いることが有力視されている。
現役時代、ユナイテッドに多くの歓喜をもたらしたルーニー氏だが、再びオールド・トラフォードで彼の姿を見るのは、もうしばらく先のこととなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)