リバプールFWフィルミーノ、南野、オリギに次いで今夏退団の可能性浮上 英メディア「影響力はなくなっていた」
「マネやサラーほど、影響力はなくなっていた」とチーム内の序列低下を指摘
イングランド1部リバプールは、イングランドのクラブ史上初となる4冠の可能性を残している。近年、多くの成功を収めてきたリバプールで、中心選手として活躍してきたブラジル代表FWロベルト・フィルミーノだが、今夏にクラブを離れる可能性を英メディア「HITC」が指摘している。
今シーズンもリバプールが複数のタイトルを争えている要因の1つに、厚い選手層が挙げられる。その一方で、日本代表MF南野拓実、ベルギー代表FWディボク・オリギ、イングランド代表MFアレックス・オクスレイド=チェンバレンらは“余剰戦力”となっている。
十分な出場機会を得られない選手たちが、クラブを離れることは不思議ではない。だが、フィルミーノは、まだ中心選手の1人。記事でも「フィルミーノはユルゲン・クロップ監督の下で大きな成功の一部となっていただけに、悲しみを伴うイベントとなる」と、南野やオリギらとは、状況が違うことが触れられている。
では、今も中心選手の一人であるフィルミーノの退団が、なぜ話題になったのか。リバプールとの契約が2023年6月までとなっているフィルミーノだが、記事では「ここ数年、彼とサディオ・マネ、モハメド・サラーは、ヨーロッパで最も攻撃面で強力なトリオだった。だが、物事は移り行く。そして真実は31歳のアタッカーは、最近のリバプールで、マネやサラーほど、影響力はなくなっていた」と、能力の衰えを指摘されている。
また、ここ最近はマネが、フィルミーノが務めていた9番(センターフォワード)を務め、左サイドにコロンビア代表FWルイス・ディアスが入り、機能していること。ポルトガル代表FWディオゴ・ジョタが、 フィルミーノよりも起用される機会が増え、チーム内の序列が下がってきたことも、要因としている。
実際、今シーズンのフィルミーノは、プレミアリーグで9試合しか先発出場していない。この時期になれば、過去6シーズンは、最低でも30試合に先発していたフィルミーノの立ち位置が変わっていることは、この数字からも明確だ。
近年のリバプールの成功に不可欠だったフィルミーノだが、今シーズンが伝統の赤いユニフォームを着てプレーする最後のシーズンとなるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)