名門ユナイテッド大幅刷新へ、「来季ターゲット候補4人」を英予想 ライプツィヒの仏代表&プレミアの英代表戦士ら列挙
来シーズンへ大型補強の実行を宣言、ラングニック暫定監督が推薦し得る4人を紹介
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、4月19日に行われたプレミアリーグ第30節で、優勝争いを繰り広げている2位リバプールに0-4と大敗した。試合後、ラルフ・ラングニック暫定監督は来季に向けて「再建は間違いない」とシーズン後の大改革を明言。その補強選手が誰になるかが注目されるなか、地元メディア「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、4人の候補の名前を挙げている。
かつてライバルとして、英国内でタイトルを競いあったユナイテッドとリバプールだが、現在の両チームの間には、明確な差がある。大敗後、来季からユナイテッドのフロント入りすることになっているラングニック暫定監督は、「この状況を分析するのは難しくない。6、7、8人の新しい選手が来るのは明らか。10人かもしれない」と、大型補強の実行を宣言した。
21日には現在アヤックスで指揮を執るオランダ人、エリック・テン・ハフ監督の来季指揮官就任を正式発表したなか、「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、RBライプツィヒのフランス代表MFクリストファー・エンクンク、ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス、リーズ・ユナイテッドのイングランド代表MFカルバン・フィリップス、そしてレスター・シティのベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスの4選手を、ラングニック監督が推薦した選手と予想している。
来季のユナイテッドは、イングランド代表FWジェシー・リンガード、フランス代表MFポール・ポグバ、元スペイン代表MFフアン・マタ、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニといった攻撃的な選手の退団が濃厚となっている。エンクンクについては、「来季、どんなシステムで戦うことになるか分からないが、どのようにも対応できるスキルがある。24歳という年齢ながら、ボールを保持するスタイルにも、カウンターのスタイルにも対応できる」と指摘した。
また、これまでも移籍市場で名前が挙がっていたライスについては、退団を発表したセルビア代表MFネマニャ・マティッチの「有力な後継者」としている。26歳のフィリップスについても、「マルセロ・ビエルサ監督が2月に離れるまで、万能性や長い距離のパスを磨き上げた」と、適応し得る選手だとした。
そして、最後に紹介されたティーレマンスは、2023年の夏に契約満了を迎えることも、移籍を後押しするとしつつ、「何年にも渡って、中盤で異なる役割をこなしてきた」と、ポリバレントな能力を評価している。
ユーティリティーな能力を持つ選手が多く紹介される結果となっているが、この中にかつての強いユナイテッドを取り戻すカギとなるような選手はいるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)