「30ゴールは取る」 J2得点ランク1位の小川航基、“量産”の要因を元日本代表DFが分析「自分の形が作れている」
元日本代表DF栗原勇蔵氏が小川のシュートのタイミングとコントロールセンスを称賛
横浜FCのFW小川航基は、2・3月のJ2月間MVPに輝き、開幕10戦無敗(8勝2分)と好スタートを切ったチームを牽引している。東京五輪世代のエースと期待されたなかで、昨年開催された本大会ではメンバーから落選。悔しさを胸に移籍した新天地での“覚醒”に、元日本代表DF栗原勇蔵氏も「シーズン30得点は取りそう」と爆発に期待を寄せている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
小川は桐光学園高から2016年に鳴り物入りでJ1ジュビロ磐田へ加入。19年途中からJ2水戸ホーリーホックでもプレーし、20年から再び磐田に在籍。同年はJ2でリーグ戦32試合9ゴール、昨季はリーグ戦24試合1ゴールのパフォーマンスだった。
昨年12月27日に横浜FCへの完全移籍を決断し、心機一転を図った小川。今季は3月30日のJ2第7節モンテディオ山形戦(2-1)で約25メートルの無回転ミドルを突き刺すなど、開幕7試合で6ゴール1アシストの成績を残して2・3月のJ2月間MVPに輝いた。
4月に入っても勢いは止まらず、現在5試合連続ゴール中、開幕から10戦10発で得点ランキング首位を快走している。
現役時代は横浜F・マリノス一筋でプレーし、日本代表としても活躍した栗原氏はチームの攻撃的なスタイルとマッチして、本来の力を発揮できていると語る。
「小川はもともとゴールパターンの多い選手。怪我をしてからその形に持っていけてなかった印象でしたが、横浜FCのチーム力も手伝って自分の形が作れています。シュートのタイミングとコントロールセンスは抜群なので、自分の形に持っていければ量産も必然だと思います。シーズンを通して健康体を維持できれば30点は取りそうですね」
2019年12月にはA代表デビュー戦でハットトリックを決めて存在感を示した小川。再びトップレベルの舞台に舞い戻るのも、そう遠くはなさそうだ。