「新戦力は10人かも」 マンU、来季は大型補強で刷新へ…指揮官が示唆「再建は間違いない」
マンUはリバプール戦で0-4と大敗
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間4月19日に行われたプレミアリーグ第30節で優勝争い中の2位リバプールと対戦。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを欠くなかで0-4と大敗を喫した。ラルフ・ラングニック暫定監督は来季に向けて「再建は間違いない」とシーズン終了後の大改革を明言。「6、7、8人の新しい選手が来るのは明らか。10人かもしれない」と大型補強による戦力の刷新をほのめかした。
ユナイテッドは誕生したばかりの息子を亡くしたロナウドがメンバー外に。一方、4月18日に交通事故を起こしたMFブルーノ・フェルナンデスは無事にスタメン入りした。MFポール・ポグバや今季限りでの退団を表明したMFネマニャ・マティッチらが先発した。
しかし、試合は一方的な展開となった。前半5分にFWモハメド・サラーのお膳立てからFWルイス・ディアスが決めてリバプールが先制すると、同22分にFWサディオ・マネのラストパスにサラーが合わせて追加点。サラーがPK以外での得点を決めたのは2月19日のノリッジ・シティ戦(3-1)以来2か月ぶりとなった。
後半も23分にマネ、40分にサラーにゴールを許したユナイテッドは0-4で敗戦。リバプールには第9節でも0-5と大敗を喫している。今季は2試合合計0-9と力の差をまざまざと見せつけられる結果となった。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」によると、ラングニック暫定監督は試合後の記者会見で「このような形での記者会見は監督として非常に恥ずべきこと」と胸の内を明かしたという。「恥ずかしくて、がっかりで、屈辱的」と大敗に肩を落とし、「リバプールが我々の6年先を行っていることを受け入れなければならない」「彼らは25台のF1レーシングカーを持っている」とユルゲン・クロップ監督が率いるライバルとのクオリティーの差を認めた。
ラングニック暫定監督がベンチで指揮を執るのは今季限りで、来季からはフロント入りすることが決まっている。ドイツ人指揮官は「再建は間違いなく行われる」と改革に乗り出すことを明言。「この状況を分析するのは難しくない。6、7、8人の新しい選手が来るのは明らか。10人かもしれない」と大量の新戦力補強を示唆した。
2012-13シーズンを最後にプレミアリーグのタイトルから遠ざかるユナイテッド。王座に返り咲くために大刷新を図ることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)