暴力行為で即刻解雇の元広州DF、古巣揶揄の“なりすまし” SNS投稿被害に中国注目「身も凍るように扱われる」
中国人DFグアン・ハオジン、Weiboへの投稿は「私のものではない」と全面否定
相手選手を背後から蹴る暴力行為で一発退場となり、中国1部広州FCからも解雇されたDFグアン・ハオジンが再び渦中の人となっている。古巣が4月18日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2戦川崎フロンターレ戦に0-8で大敗を喫したなか、ネット上に“なりすまし”による「ACLにおける広州FCの失点記録を称賛する」コメントが投稿され、弁明に追われている。
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グアン・ハオジンは今月15日に行われたACLグループステージ第1戦ジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)戦の後半25分、相手FWベルグソンともつれてピッチに倒れ込む。すると、主審に向かってファウルを主張するベルグソンの背後から、左足で左側頭部にキックを見舞った。
これで一発退場となったグアン・ハオジンに対し、広州FCは4月16日に「グアン・ハオジンは試合中に重大なファウルを犯し、クラブルールの深刻な違反となるレッドカードを科されて、一発退場させられた。厳格に管理し、同じ未来を避けるために、クラブは次のことを決定した。グアン・ハオジンに即時追放のペナルティーを与える」と解雇を発表した。
グアン・ハオジンは中国版ツイッターの「Weibo」で「クラブに悪影響を及ぼしたことを深くお詫びします。そして、私は処分を受け入れます」と謝罪の意を示していた。
解雇騒動があったなかで、広州FCは4月18日の川崎戦で0-8と惨敗。中国メディア「PP体育」によれば、グアン・ハオジンのなりすましがWeiboに「ACLにおける広州FCの失点記録を称賛する」投稿がされたという。その後、グアン・ハオジン自身は「私のアカウントではなく、アカウントによる発言もWeiboでのアクションも私のものではない」と全面否定。「法的責任を追及する権利を持つことを明確にする」と意思を表明した。
中国メディア「天津日報」は「グアン・ハオジンは身も凍るように扱われる」と伝えており、矢面に立つ厳しい状況が一層際立ってきているようだ。