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【天才キッズ】目指すは“奈良のモドリッチ” 遺伝子検査で食の意識徹底、アスリートの世界を知る両親も応援
サッカー以外のスポーツは、すべて利き手とは逆の左手を意識
幼少期は食が細く、いろいろと苦労もあった。そのため食に対しての意識は高く、カイに合う食べ物を知るために遺伝子検査をしたり、「お菓子」「ジュース」「添加物」「身体に良いもの・悪いもの」を本人に伝え続けた。
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その結果、本人の意思でそういったものを摂らなくなり、今では自分に必要な食べ物を理解し、自ら意識して摂れるまでに成長した。暑い日にはミネラルを摂取するために良質なお塩を舐めるのがお気に入り!
「サッカー以外の趣味は?」と尋ねると、スポーツ全般、なんでも好きで、自宅にバスケットゴールがあり、お父さんとバスケットをしたり、野球のバッティングマシンを買って遊んだり。
特筆すべきは、それらはすべて利き手ではない左で行うということ! サッカーの練習でも「右で1回やるならば、左は3回やろう!」という意識で取り組んでいる。その甲斐あって、左足でボールを蹴ることにも一切抵抗がなくなった。
サッカー経験者ではないお父さんだが、利き手ではない左でいろいろなスポーツに取り組むアイデアや、サッカーを見るのが好きなので積極的にカイと戦術的な話をするなど、カイの成長のために熱心に向き合っている様子が窺える。またお父さんはレゲエのセレクターだそうで、カイが練習する時は絶対に音楽をかけているそうだ。
アスリート気質のお母さんからは、かなりストイックな発言がさらりと出てくる。一方で個性を爆発させるという非常に大切な部分を、お父さんがしっかり背中で見せている、素晴らしいバランスのご両親だと感じた。カイ本人は非常にいい目をしていた。
パウロ吉田
パウロ・ヨシダ/世界65か国以上を旅するクリエイティブアスリート。多様なスポーツに精通し、それらを実践している。日本の体育教育をカルチャーに変えるべく、さまざまな競技にさまざまな角度から刺激を与えている。好きなサッカー選手はジョージ・ウェア。