「FKには自信がある」 浦和新加入シャルク、ACLデビュー戦での鮮烈2ゴールに満足
ACL第2戦の山東泰山戦で浦和は5-0と快勝
浦和レッズの新戦力、オランダ人FWアレックス・シャルクが4月18日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第2戦、山東泰山(中国)戦で後半から出場して2ゴール。マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にも選出され、試合後の記者会見で「ACLで2ゴールを決めながらデビューすることができて嬉しい」と喜びを語った。
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浦和はこのゲーム、初戦の4-1で勝利したライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)戦からGK鈴木彩艶とDFアレクサンダー・ショルツを除く9人のスタメンを入れ替えて臨んだ。リカルド・ロドリゲス監督が「前半に関しては、右サイドでクリエイティブなプレーがいくつかできていた」と話したように、右からの攻撃が機能してFW明本考浩が先制点を奪い、明本が倒されて得たPKをショルツが蹴り込んで2点リードを奪った。
ロドリゲス監督は後半からショルツに代えてDF岩波拓也、MF小泉佳穂に代えてシャルクを投入。主に左サイドでプレーしたシャルクを起点に攻撃をする場面が増えた。そして後半9分、セットプレーの2次攻撃から岩波がファーサイドで折り返したボールに素早く反応したシャルクがゴール。浦和加入後の初ゴールを「ストライカーらしいゴールを決めることができたと思います。ペナルティーエリア内の小さなチャンスを決めるというゴールでした」と振り返った。
さらに、後半31分にシャルクはゴール正面から右サイド寄りの位置で得たフリーキックを直接狙うと、これがゴール右に吸い込まれた。鮮やかな一撃を新戦力アタッカーは「2ゴール目はFKでしたが、自分のキャリアを通じてたくさんトレーニングしてきました。自分の武器だと思っていますし、クオリティーにも自信があります。新しいチームに来たばかりで、すべてのFKを蹴ろうとする傲慢な姿を見せたくはないと思っていましたが、あのFKはチャンスだと思いましたので蹴りました」と、自信のある位置だったと明かした。
試合終了間際にはDF宮本優太のパスからMF安居海渡が追加点。流通経済大から加入したルーキーコンビによるゴールで5-0と試合を締めくくった。ロドリゲス監督は「大事なことは、勝ち点をしっかりと積み重ねていくことですし、次もしっかりと勝ち点3を取れるようにしていきたいです。今日の結果には満足しています」と勝利を振り返った。
また、シャルクは「ACLのデビュー戦でこのような形になって良かったです。まだ周りのことを知ったりする順応の期間がこれからも必要になってくると思いますが、ACLで2ゴールを決めながらデビューすることができてうれしい」と喜びを語った。
同組では一騎打ちが目された大邱FC(韓国)がライオン・シティに0-3で敗れて2連勝の浦和が1つ抜け出してアドバンテージを得た。第3戦、第4戦は大邱との連戦となるが、多くの選手がピッチに立って結果を残したことでチーム状態は上向いていると言えそうだ。