川崎&浦和がゴールラッシュで快勝 ACL第2戦で日本勢2勝、韓国勢3戦全敗と明暗

川崎と浦和が快勝で勝ち点3を獲得【写真:(C) AFC】
川崎と浦和が快勝で勝ち点3を獲得【写真:(C) AFC】

川崎が広州FCに8-0と快勝すれば、浦和も山東泰山を5-0で撃破

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は4月18日、3グループで第2戦の試合が開催。日本勢が川崎フロンターレと浦和レッズが快勝した一方、韓国勢が3戦全敗という明暗の分かれる1日になった。

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 F組では先の時間帯に大邱FC(韓国)がライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)と対戦。初戦で浦和に1-4の敗戦を喫したライオン・シティだが、この日は大邱のサイドの守備が不安定なところを速い攻撃で突いてチャンスを作ると前半21分に先制。全体的には大邱が攻め込む時間が長くなったなかでシュートミスも目立ち、ライオン・シティはカウンターとセットプレーで決定力高く2点を追加して3-0と快勝した。

 それを受けて登場した浦和は、若手選手が主体の山東泰山(中国)と対戦。前半にFW明本考浩とDFアレクサンダー・ショルツのPKでリードすると、後半には新戦力のオランダ人FWアレックス・シャルクが直接FKを含む2ゴールを決め、終了間際には大卒ルーキーMF安居海渡がプロ初ゴールを挙げて5-0の大勝を収めた。

 アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトでは、「スーパーライオン・シティが歴史的な勝利で大邱を気絶させる」と速報し、「山東泰山と対戦した浦和は止められない」とゴールラッシュを称賛。首位通過を争う一騎打ちが予想されるなかで、直接対決の前に差がついた。

 また、I組では川崎が山東と同様に若手主体の広州FC(中国)に前半からゴールラッシュを見せ、FW小林悠、FW知念慶、DF車屋紳太郎がそれぞれ2ゴールするなど多彩な攻撃力を爆発させて8-0の圧勝劇を見せた。

 一方で、初戦で川崎と引き分けた蔚山現代(韓国)は、開催地マレーシアのジョホール・タルル・タグジムと対戦。先制点を許すと後半に追いついたものの、さらに勝ち越しゴールを奪われて1-2の敗戦で遅れを取った。この組では2連勝のジョホールが首位に立つという波乱の展開を見せている。

 AFC公式サイトでは「川崎が広州に対してパワーオン」と順当な勝利が伝えられたのに対し、「鋼のように固いジョホール・タルル・タグジムが蔚山現代を破って注目をさっらた」と番狂わせを報じた。

 そして、日本勢の入っていないG組では、全南ドラゴンズ(韓国)に対して開催地のBGパトゥム・ユナイテッドFC(タイ)が2-0の快勝。国内カップ戦王者として2部所属から出場の全南が星を落とし、AFC公式サイトでは「全南を破ったパトゥムが大会初勝利」とメモリアルゲームになったことを伝えた。

 各組の首位通過を争う可能性が高いと目されている日本勢と韓国勢だが、第2節の初日ははっきりと明暗が分かれる結果になった。浦和と川崎はここで得たアドバンテージを首位通過につなげたいところだ。

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