【番記者厳選】浦和レッズ歴代「最強助っ人」 黄金期の偉大な「10番」、クロアチアの“サムライ”FWら選出

(左から)ショルツ、エメルソン、ワシントン、ポンテ【写真:Getty Images & 高橋 学】
(左から)ショルツ、エメルソン、ワシントン、ポンテ【写真:Getty Images & 高橋 学】

【J番記者コラム】歴代最強の外国籍助っ人10人を番記者がセレクト

 浦和レッズではこれまで、数々の外国籍助っ人たちが活躍してきた。鉄壁の守備を誇ったワールドクラスのディフェンダーから圧倒的な決定力で貢献したストライカーまで、その顔ぶれを振り返れば多士済々。その中で、歴代「最強助っ人」は果たして誰か。長年、クラブを取材してきた番記者によるセレクトで、厳選した10人を紹介する。

■ロブソン・ポンテ(MF/ブラジル国籍)
在籍期間:2005-10
在籍時リーグ成績:143試合33得点

 浦和の歴代で最も偉大な「10番」の象徴。エメルソン退団直後にレバークーゼンからやってくると、トップ下を主戦場に確かな技術と得点力を誇り、PKやセットプレーの正確性でも群を抜いた。なによりも、タイトルの懸かったゲームでの強さ、勝負を決めるゴールといった「ここぞ」という時に頼れる存在だったのは間違いない。浦和史上唯一のリーグ優勝になった06年、翌年のアジア制覇は彼なしで語れない。

■エメルソン(FW/ブラジル国籍)
在籍期間:2001-05
在籍時リーグ成績:100試合71得点

 規格外のスピードと決定力を誇り、クラブ史上初タイトルになった03年ヤマザキナビスコ杯をもたらしたエース。発展途上のチームから強豪へと成長する過程で、「戦術エメルソン」と言われるほどのカウンター攻撃は浦和史上でも有数のスリリングな瞬間を演出した。特に田中達也との「エメタツ」コンビはクラブ史上最高2トップという評判も根強い。遅刻や来日遅れ、年齢詐称といったピッチ外でのお騒がせ行動もまた、存在感の一因だった。

■ワシントン(FW/ブラジル国籍)
在籍期間:2006-07
在籍時リーグ成績:52試合42得点

 強さと上手さと決定力でペナルティーエリア内を支配したストライカー。背後に相手を背負っても全く動じることなく簡単に反転してシュートを決めてしまう。特にポンテとの絶妙なコンビネーションでゴールを量産し、06年には得点王を獲得してリーグ優勝の立役者に。翌年は鼻骨骨折をしながらもフェイスガードをしながらプレーしてゴールした準決勝が印象的な、ACL制覇を浦和にもたらした。

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