リバプールに圧倒され新生ミランが0-2完敗 本田は後半途中から出場も輝き放てず
終始劣勢を強いられ、完成度の違いを見せつけられる
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、現地時間30日に米カリフォルニア州リーバイススタジアムで、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のリバプール戦を戦った。ミランはユルゲン・クロップ監督率いるリバプールに一方的にゲームを支配され、0-2で敗戦。ベンチスタートの本田は後半23分から出場し、同37分にはヘディングシュートを放つもクロスバーの上へと外れ、結果を残すことはできなかった。
ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が一貫して採用する4-3-3システムでスタートしたミランだが、前半からボールを落ち着かせることができず、リバプールに完全に主導権を握られる展開になった。リーグ開幕が1週間早いプレミア勢との戦いに、前半2分には早くもゴール前へのクロスでピンチを招いたが、ゴールライン手前で右サイドバックのイニャツィオ・アバーテが決死のクリアを見せてゴールを守った。
押し込まれる展開に右ウイングのスソ、左ウイングのニアングも徐々にポジションを下げて中盤に吸収されると、前線では1トップのルイス・アドリアーノが孤立しカウンター攻撃もままならなくなった。さらに同30分過ぎにはMFアンドレア・ベルトラッチが足の違和感をベンチに訴えて交代を要求。MFユライ・クツカと交代した。
防戦が続きながらも最終ラインで耐えていたミランだが、同42分にはリバプールに完全に崩されてFWサディオ・マネがGKガブリエルと1対1になる大ピンチを迎えたが、マネのシュートを体勢を崩しながらも足に当てると、ボールはクロスバーに当たってゴール外へ。23歳の若手GKに救われる格好で、ミランは前半を0-0で折り返した。
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